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ツツジを漢字で書くと... 2020年04月15日
ソメイヨシノの標本木は、平年よりも遅れて先週8日にようやく満開を迎えました。
開花から満開まで14日かかり、観測史上2番目に長い日数となっています。
今日のニュースでは、桜ではなくツツジが咲き誇る様子をお伝えしました。
ところで、「ツツジ」は漢字で書くと「躑躅」。
読むのも書くのも難しい植物ですね。
花や植物は漢字に「きへん」や「くさかんむり」が使われることが多いのですが、躑躅(ツツジ)は2文字とも「あしへん」の漢字です。
なぜなのか調べてみたところ、「躑躅」は「てきちょく」とも読み、「行っては止まり、進まないこと」、「躊躇すること」といった意味があります。
「ツツジ」に「躑躅」の漢字が使われたのは、「見る人が足を止めるほど美しい」ということが由来しています。
植物の名前に「あしへん」の漢字が使われていたのは、このためでした。
新型コロナウイルスの影響で見ごろの躑躅を見に行くことがなかなかできないので、数年前に訪れた三股町の椎八重公園の躑躅を載せておきますね。
2017年4月撮影