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母の日に贈る花 2020年05月08日
あさって日曜日は母の日ですが、母の日に贈る花と言えばカーネーションですね。
その起源は100年以上前のアメリカにありました。
1907年5月にアメリカのアンナ・ジャービスさんが、自身の母親を追悼する集会で、母親が好きだったカーネーションを参加者に配ったことがきっかけです。
1914年には正式にアメリカの記念日となり、その後日本でも次第に広まっていきました。
この由来のとおり、アメリカではもちろんのこと、日本でもカーネーションを贈ることが一般的ですが、贈る花は国によって異なります。
注目したのは南半球のオーストラリアですが、一般的にプレゼントされるのは、
キクの花
なんです。
なぜカーネーションではなく、キクの花なのか、これには理由があります。
英語で「キク」は「Chrysanthemum(クリサンセマム)」と言い、語尾を取って「マム」と省略することもあります。
お花屋さんで「マム」という名前の花を見かけたことがあるかもしれませんが、キクの種類だと思います。
「マム」は「お母さん」の意味でもあるので、母をイメージしやすい単語ですね。
そしてもう1つの理由は季節が関係しています。
母の日は5月前半なので、日本では春(初夏)に当たります。
オーストラリアは南半球にあるため、日本とは季節が反対になり、5月の母の日は秋となっています。
キクは1年中手に入る花ですが、本来咲く時季は秋なので、オーストラリアでは母の日の頃にキクの花がよく咲いています。
このこともあり、一般的にキクをプレゼントするようになったそうなんです。
国や地域によってプレゼントする花は変わりますが、感謝の気持ちは世界共通です。
花とともに日ごろの感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。