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酒井晋一郎

天気のサカイ目

生物季節観測が... 2020年11月13日

おととい(11日)に気象台からイチョウの黄葉の観測が発表され、秋の深まりを感じますね。

201111イチョウ.jpg

現在、全国の気象台・測候所58地点で、植物34種目、動物23種目を対象に開花や初見・初鳴きなどを観測していますが、対象となる生物を見つけることが難しくなってきたことなどで、来年1月以降は規模が縮小されます。

気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/press/2011/10a/20201110oshirase.pdf

季節ごとに観測種目があり、北海道では「ライラック」、沖縄では「でいご」など、地域の気候の特性に合わせた種目を観測しており、今後これらの現象が記録されなくなるのは残念です。

 

さて、来年からも継続して観測されるのは、

 
「あじさい(開花)」「いちょう(黄葉・落葉)」「うめ(開花)」「かえで(紅葉・落葉)」「さくら(開花・満開)」「すすき(開花)」

 

の6種目9現象のみとなります。

 

公式な記録が途絶えるのはさみしくなりますが、いち気象予報士として今まで以上に季節の変化を伝えていきたいものです。

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