NOW ON AIR !

番組表
HOME 天気のサカイ目 江戸の大火の原因は?

酒井晋一郎

天気のサカイ目

江戸の大火の原因は? 2021年01月19日

晴れて空気の乾燥が続いていますが、江戸三大大火の1つがおよそ350年前の1月18日から20日にかけて発生しました。

明暦三年(1657年)に起こったことから、明暦の大火と言われています。
焼損面積・死者数ともに、1件の火災としては国内最大の被害です。

旧暦の1月のことなので現在の暦では3月に当たりますが、当時は晴れて空気の乾燥が続き、風も強かったことから、典型的な太平洋側の冬の気候となっていたようです。

 

また、明暦の大火は通称で「振袖火事」とも言われています。
日本史を学んだことがある方なら、こちらの名称の方をよく耳にしたかもしれません。

 

振袖の持ち主の娘が病死し、その後振袖は別の女性のところへと渡りますが、新たな持ち主となった女性も次々と若くして亡くなり、振袖とともに本妙寺へと運び込まれます。
本妙寺では振袖の因縁を感じたため、焼いて供養することにしたのですが、風に舞い上がって火が移り、燃え広がりました。
明暦の大火の出火原因は諸説ありますが、この伝承から振袖火事と言われるようになったようです。

 

宮崎も江戸と同様、冬は典型的な太平洋側の気候となっているため、今の時季は常に火の取り扱いには注意が必要ですね。

アーカイブス

一覧を見る

Top