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番組表
第434回 平成20年9月25日
期日 | 平成20年9月25日(木) |
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場所 | 株式会社テレビ宮崎 会議室 |
議題 | FNS九州 ドキュメント発見伝「 ダイヤモンドが輝く瞬間(とき)~ テコンドー元日本代表の新たな挑戦 ~ 」 |
放送日 | 平成20年7月26日(土) 14:30 ~15:25 |
議事の概要
- 主水さんがモデルを頑張っていることは分かるが、好きでやっていることであり特に採り上げる意味はないのではないのか。若い人たちにはどのように受け取られるのか、何を訴えたいのかがよく分からない。
55分は長く感じた。字幕スーパーを出さずに日本語の吹き替えの場面が多かったこともその一因ではないか。
宮崎から飛び立ち頑張っている先駆者であると、彼がそのようになれば良いと思う。
テレビ西日本の名前も制作として出ているのはなぜなのか。 - 主人公の父親の社会貢献という視点と母親の大きな愛情という対比が印象に残った。
主水さんの生き方は自由闊達で活力があり、エネルギーに溢れており、同じ宮崎県人としていいなと思う。
主水さんの台湾での仕事の話が全体的に多く、宮崎に関わる部分をもっと多く出せば宮崎に対する愛着がさらに深まったのではないか。頑張っている姿を表現するのであれば台湾での生活の匂いも欲しかった。 - 彼の名前を「ダイヤモンド」と読むことができるという仕掛けに惹きつけられた。
既成の価値観に沿っていけば絶対に生きていける時代ではないことが捉えられている複雑な番組になっていた。
彼の生意気な発言もこの場合はそれが彼の性格を表しているところがまさにドキュメントである。
このようなドキュメンタリー番組にヒーローを求める時代ではなくなっていると感じる。
1時間番組であれば価値観の違う生き方という視点で何人かを登場させるのも面白いのではないか。
台湾での取材はアジア映画を地でいくようで面白く、テコンドーの場面は大変迫力がありカメラワークも良かった。 - 台湾の街の映像を懐かしく楽しく拝見できた。
1時間は長く感じた。どのような目的で作られたのかがよく理解できない。台湾の雑踏の場面での音の拾い方が悪く、BGMが重なるとますます声が聞き取れなかった。
インタビュアーの声がアナウンサーでなく普通の会話として入ってきたため違和感があり、また質問の仕方に答えを誘導しているような印象を受けた。
オリンピックに出られないからテコンドーをやめたということをスポーツを頑張っている子どもたちにはどのように説明するのか。
競技としてのテコンドーはやめたが台湾でもトレーニングを続けており、やはり第一線で競技するのは厳しいことを表現すれば良かった。
雑誌社との契約が取れたから彼をテーマとして選んだということなのか。結果ありきならば番組の最初にそれを出していいのではないか。 - 世代の違いを感じた。どのような理由で彼を取材したのか、そして何を伝えたかったのかを教えて欲しい。
オリンピックに出場できなかったのも自分の怪我などが理由ではないのであのような答え方になったのだろう。
台湾が好きだと言っていたが具体的にどこが好きなのかということにも触れて欲しかった。
台湾便就航が始まった時期に台湾へ取材に行かれたのは良かったが、彼が台湾で働いていることが宮崎とどう結びついていくのかが気になった。 - 宮崎の若者が家庭や宮崎といった枠を飛び出して異国の地でストイックにナンバーワンを目指して頑張っている姿は清清しい。これはひとつの生き方の提示であり、そこに番組の狙いがあるのではないかと単純に楽しめた。
彼は台北の昔のテコンドー仲間を大切にしており、宮崎に帰ったときには後輩たちの面倒をみているのでバランスが取れていた。雑踏の音も台湾の雑多な雰囲気を出す効果があった。
彼の宮崎での前半生から描かれていれば良かったのではないか。ドキュメンタリー番組の制作にもある程度の画を描く部分はあると思うが、過剰になってはいけないということを絶えず心に留めながら今後も番組を作っていって欲しい。