番組審議会

第570回 令和3年2月

議事の概要

• ハビブさんの人間性の素晴らしさが画面を通して分かる程、感動した。コロナで大変な時だからこそ、ハビブさんの生き方、仕事に対する思いに触れ、勇気をもらうことができた。九州だけではなく全国放映をして欲しい番組だと思った。

• BGMが少し大きくて、言葉が少し聞きづらかった。また、番組最後に、ハビブさんが今後の想いを語られた部分も聞き取りにくかった。ハビブさんのこれからの夢や目標をテロップ付きで聞きたかった。

• 画面いっぱいの顔アップの映像、外国人が真剣に何かを作る目の映像からスタートし、極めて興味をそそるオープニングで、素晴らしいスタート構成だった。番組タイトルが映し出される一連の映像の流れも、これから映し出される番組をいろいろと想像させる感じがして感動的だった。

• 題名が絵本のタイトルの様で秀逸で、題名だけで是非見てみたいと思った。日本は、移民に対して大変消極的な先進国だが、現代日本の閉塞感を打開するために国際化が必要であることを、つくづく感じさせていただいた。

• 日常生活だけでなく旅行もできそうという希望を抱かせるほど、ハビブさんの車椅子は万能であることが分かり、「旅行ができるのは当たり前」という私自身の先入観にも気づかされた。障がい者の方の不便さやご苦労に対する理解を深めるきっかけにもなった。

• 番組全体の起伏という点では少し単調であった。番組時間の関係もあるが、壁もあったであろうハビブさんの苦労や挫折、文化の違いへの葛藤、本音の吐露、日本とは社会状況も価値観も違うパキスタンの現実など、別の側面も見たくなった。

• 車椅子製作への趣味と仕事の様子が良くまとまった番組で、取材対象を宮崎県小林市の住民とその家族にあてて良く作られた素晴らしい内容だった。

• ハビブさんは、お刺身、納豆、卵かけご飯が好みと映像で出ていましたが、小林市の食材での好物もあると良かった。

• エンタテイメント重視のドキュメントでも、もう少し小林市のPRがあっても良かったのではと感じた。宮崎県小林市でも全国シェア60％もの工業製品を造れるんだという切り口も欲しかった。

• 活動はずっと順調だったのか、苦労した時代があったのか、もし苦労があったならどう乗り越えたのかなど、深く掘り下げた部分もあればさらによかったと思った。

・・・　などの意見が出されました。