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Reらいふ
2018年12月07日
暮らしに日本茶を お茶ソムリエ(2018年12月6日放送)
今週のテーマは「ソムリエ」。
宮崎市にある老舗お茶処におじゃまします。
きょう紹介するのは「お茶ソムリエ」です。
創業明治15年、「美老園」の伝統を守りお茶のすばらしさを伝える久保裕さんは、日本茶や中国茶のインストラクターとして活躍する、まさにお茶のソムリエです。
煎茶や抹茶、ほうじ茶など約10種類の日本茶がありますが、これらは全て緑茶に属し、加工方法が違うだけで、ウーロン茶や紅茶と同様「お茶の樹の葉」から作られます。
お茶の保存方法は、できるだけ空気に触れないように茶缶などの密封容器に入れ、涼しい所で保管するのが基本となります。
長期保存する場合には、冷蔵庫で。
他の食品の匂いが移らないように密封容器に入れ、さらにチャックのついた袋に入れて保管します。
冷蔵庫で保存する場合には、使う時に出してすぐに開封せず、しばらく置いて「常温にして」開封するのが、おいしさを保つポイントです。
しかし、飲みきれずに残ったままのお茶がありませんか。
そんなお茶をおいしく復活させる方法が、これ!
ほうじ茶に変身させることです。
フライパンにクッキングペーパーを敷いて、お茶の葉をのせ弱火で炒ります。
全体に茶色っぽくなり、香りが出るまで焙じます。
焦げないように気をつけてください。
さらに、このほうじ茶を使って、おいしいほうじ茶ラテを作ってみましょう。
紅茶のチャイを作る要領で、牛乳150㏄を鍋に入れて温めます。
次に、作ったほうじ茶大さじ1杯を入れて、1分程煮出します。
お好みで砂糖やはちみつを加えるとさらにおいしくいただけます。
また、マイボトルに入れた時、しばらくすると変色し、おいしくなくなりますが・・
こんな時も、作ったほうじ茶を使います。
500㏄のお湯を沸かして火を止め、大さじ1杯のほうじ茶を入れて20秒ほど待ちます。
茶こしでこしながらボトルに注いでください。
20秒ほどの短時間で淹れるのがおいしさのポイントです。
これからの季節、受験生の眠気防止にはカフェインを多く含んだ上級のお茶を熱めのお湯で淹れたり、風邪やインフルエンの予防に緑茶でうがいをしたりと、状況に合わせた飲み方・使い方で、もっともっとお茶に親しんで いただけたらと思います。
ほっと一息、おいしいお茶を楽しみませんか。