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Reらいふ
2019年10月16日
異業種コラボレーション 焼き芋自動販売機(2019年10月15日放送)
異業種コラボレーション。
今日ご紹介するのは、こちらの自動販売機。
売られているのは、焼き芋です。
焼き芋の自動販売機は、延岡市の不動産業「和光産業」が設置したもので、県北に13台あります。
ある経営者のセミナーで、障がい者の施設をやっている、めだかグループの押川社長と知り合いました。
その施設で働いている障がい者たちの所得が低いと知り、それなら彼たちの所得アップにつながるのではと思い、この事業を始めました。
焼き芋を作っているのは、延岡市と日向市で障がい者の就労支援事業を行う、めだかファミリーグループです。
和光産業からの委託を受け「紅はるか」と「安納芋」2種類のサツマイモを栽培。
施設の利用者やスタッフが、加工から販売まで行なっています。
今までは季節の芋を農家さんから取り寄せていましたが、初めて自分たちで育てて収穫した芋が、自販機に並ぶということで非常に楽しみにしています。
焼き芋は障がいのある人やスタッフが、専用の機械を使って作っています。
温度や時間など、独自の製法で、一個一個確かめながら丁寧に焼きあげていきます。
焼き上がった芋を袋に入れ、真空パックに加工します。
「そのままでもとてむおいしいんですけど、やはり真空パックすることで長期保存ができるのと糖度が増すっていう所がポイントです」
週に5日、1日あたりおよそ250個を作っています。
価格は1本300円。しっとり系、ねっとり系など好みの芋を選べます。
缶の中から出てきたのは冷たい冷やし焼き芋。
設置から半年あまりで13カ所に増え、これまでにおよそ4000本が売れました。
売り上げの一部は施設で働く障害者の作業工賃に充てられています。
おかげ様で売れるようになりまして、うちの障がい持っている仲間の一部の工賃も100円くらい上がっています。
まずは宮崎県の方々に親しんでもらえる自販機にして、将来的には500台、全国に広められるようにがんばっていきたいと思います。
農福連携。心のこもった焼き芋。
24時間いつでも楽しめます。
今月23日には宮崎市にも設置される予定です。
■お問い合わせ
「めだかファミリーグループ」
延岡市船倉2-2
http://www.medaka-family.com