番組表
Reらいふ
2019年11月05日
動物との共生 みやざき動物愛護センター(2019年11月04日放送)
今週のテーマは、動物との共生。
きょうは2年前にオープンした、「みやざき動物愛護センター」から、取り組みをご紹介します。
宮崎県と宮崎市が合同でつくった「みやざき動物愛護センター」は、宮崎市清武町の「みなみのかぜ支援学校」や「宮崎大学」の近くにあります。
平成29年度に保健所などでひきとられて保護された犬と猫を、新しい飼い主のもとへ譲渡すること、人と動物が真に共生する社会づくりを目指して設置されました。
現在、犬が50匹、猫が100数十匹います。
こちらのセンターは保護された犬や猫と飼い主をつなぐ役割をになっています。
県内で保護された犬や猫は、譲り渡せる健康状態かどうかを施設内で診察し、怪我などをしている場合は、手術も行い経過を見守ります。
保健所によく相談があるのが、自分が入院して飼えなくなった、引っ越してしまって誰も飼う人がいなくなってしまったという相談が多く寄せられています。
万が一入院したり事故などのときに、次の飼い主を誰にお願いするのか、事前に決めていただきたいと思います。
また、最近は子猫の保護がとても多いそうです。
子猫については、お母さんのもとで育てるのが一番なんです。
2、3日様子を見てもらって、その中でお母さんがいなかった、または衰弱している場合に連絡してください。
センターでは、月曜から金曜までは施設内の犬や猫を見学できます。
保護された犬たちの写真もありますが、実際に姿を見ることもできます。
また毎週日曜日には、譲渡会を行っているほか、こどもたちが動物の命を考える出前授業も続けています。
飼い方をきちんと学んでほしいということで、主に小4対象で命の教育という出前授業をおこなっています。
今月9日には、センターのイベントが開催されます。
フリーマーケットやペットの防災対策の展示、飼い犬のしつけ教室なども予定されています。
動物も命があるので、命を大切にしながら育ててほしいと思います。
そういう中でわからないことがあったときは、動物愛護センターか各保健所の動物の担当者にご相談いただければと思います。
ペットはたくさんの幸せをくれる大切な家族だからこそ、保護された犬や猫たちが幸せに暮らしていけるように、最後まで考えて飼育していきたいですね。