番組表
Reらいふ
2019年11月27日
アート・猫石 石に命を吹き込む(2019年11月26日放送)
様々な形のアートを紹介している今週のReらいふ。
今日紹介するのは石をあるものに変身させてしまうアートです。
このまぁるいきれいな石が変身するのは・・・猫です。
子どもの頃から絵を描くことが好きで就職してからも絵の勉強を続けている都城市在住の児玉早織さん。
5年前から石に猫を描く「猫石」の制作を始めました。
【児玉さん】:小さな頃から家でたくさんの猫を飼っていて、常に猫がいる生活をしていたのですが、もともと絵を描くのが好きで、猫の絵もたくさん描いていました。石に描くようになったのは、母の勧めです。
つぶらな瞳で甘えるように見つめるおねだり顔が児玉さんの猫石の特徴です。
【中田】:今、目が合っていますよ・・・毛のふさふさした感じもよく表現されていて、思わず、なでたくなりますね。
【児玉さん】:写真や動画を見ながら、細い筆で一本一本描くのですが、猫のふわふわ感を出したいのでいろんな色を混ぜて描いています。
【中田】:写真や絵と違ってなでられるというのがいいですよね。石はどうされているのですか?
【児玉さん】:串間の福島港や福岡県の糸島に行って拾ってきます。
【中田】:糸島まで行かれるのですか?
【児玉さん】:はい。糸島の石は白くてつるつるしていて描きやすいのでとても気に入っています。
作品をSNSに載せてみたところ「うちの猫も描いてほしい」、「贈り物にしたい」などの依頼が来るようになり、注文による制作を始めました。
「天国に行った猫にもう一度会いたい」という理由で注文が来ることも少なくありません。
06 依頼者の声
【依頼者】:約18年飼っていた猫が亡くなってすごく落ち込んでいた時に児玉さんのことを知りましてすぐ依頼しました。
届いた時にはもう柄も顔もそっくりで、そっくり過ぎて、家族全員で「おかえり」と声をかけました。
【児玉さん】:一個仕上がるのに小さいものでは3日大きいものでは1週間ぐらいかかるのですが、お客さんが喜んだ顔とか涙してくださった姿を見ると全部吹き飛んでしまうぐらい嬉しいです。
これまでに送り出した作品はすでに100以上。
基本的には猫石ですが依頼を受けて「うさぎ石」や「うし石」を制作したことも。
【児玉さん】:仕事をしながらなのでなかなかたくさんは描くことはできていないのですが、将来この猫石で自分の個展を開けたらいいなって思っています。
絵を描くことが好きで猫が大好き。
その愛情こそが石に命を吹き込むのかもしれません。
■お問い合わせ
児玉早織さん
TEL:080-5245-9440
instagram:chaton.mon.547
猫石注文:5,000円~