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Reらいふ
2019年11月29日
生まれ変わる廃材 ジャンクアート(2019年11月28日放送)
捨てられる運命だった廃材が、エネルギッシュに生まれ変わります。
きょうは、ワクワクするガーデニング用のジャンクアートを紹介します。
宮崎市の自動車整備工場。
その敷地の片隅に並んでいるのが、様々なジャンクアートです。
作っているのは、ジャンクマポットの江島裕美さん。
実家が営む工場内でガーデニングを始めたのがきっかけでした。
もう8年ぐらい前になります。
多肉植物を植える鉢を探してもなかなか気に入るものがなくて、自分で作ることにしました。
ここには廃棄処分する車の部品が山ほどあったので、それを使えば個性的なガーデニング用の器になると思いました。
小さい頃から美術に興味があった江島さんの才能が見事に開花し、「ジャンクマポット」というブランドで広まっています。
- 【成井】これはもともと何だったんですか。
- 【江島さん】車のミッションです。廃棄場にある大量の部品の中から、これはいい表情だと思う物を、直感で選んでストックしています。
油やサビ、摩耗したりと、年季の入った処分待ちの部品は、個性的でとても面白い材料です。
溶接や切断もお手の物。
廃材たちが生まれ変わっていきます。
こちらは人気商品の「ジャンク城」。
細かい所に作者のセンスが光る力作です。
ナットや小さい部品を組み合わせたりして同じものは2つとなく、作るのがとても楽しいです。
植木鉢のアクセント飾りも表情豊かで個性的なものが多く、ジャンクマポットの売れ筋です。
また、車の廃材以外で定番材料となっているのが空き缶。
実は妹の円香さんは、10年以上前から動物の保護活動に取り組んでいて、エサの空き缶が月100個以上にもなっていました。
その空き缶がリメイクされ、たくさんの人の手に渡り生かされています。
ジャンクマポットの商品はイベント販売やオーダーが中心ですが、ワークショップも開催されています。
来月1日は、佐土原で多肉植物のリース作りが、また8日には延岡での出店とワークショップも予定されています。
人の手で作られ、使用されてやがて朽ち果てるモノ達をとても愛おしく感じます。
それらに新しい命を吹きかけながら、他にはない個性あふれる作品を追求していきたいと思っています。
そこにあるだけでワクワクするジャンクアート。
新たなエネルギーを感じます。
■お問い合わせ
ジャンクマポット 江島裕美さん
宮崎市波島モータース
TEL:080-5681-9649
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