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Reらいふ
2019年01月31日
悪徳商法に気をつけよう 高齢者の消費者トラブル(2019年1月30日放送)
今週のテーマは、悪質商法に気を付けよう。
今日は、高齢者の消費者トラブルについてお伝えします。
宮崎県消費生活センターによると、消費者トラブルに関して寄せられる相談の約4割が60代以上から、という結果がでています。
具体的に、どんなケースがあるのでしょうか?
今、特に高齢者の方に気を付けて頂きたいのは、点検商法というものです。
これは、突然業者が自宅を訪問し、屋根や、配水管の無料点検の話をもちかけるもので、昼間自宅にいる高齢者がターゲットになりやすいんです。
無料ならと気軽に頼んでしまうと、初めは、少額の修理を勧め、その後、シロアリがいるなどと不安をあおり、床下換気扇の取付やシロアリ駆除など、高額な契約を結ばせるというものです。
また、携帯電話やインターネットについてのトラブルも増えています。
例えば、スマートフォンを買いに行ったところ、画面の大きいタブレットや、光回線、電気の契約など、様々なサービスを勧められ、よくわからないまま、契約してしまうというケースです。
結局、スマートフォンは使いこなせず、多くのサービスの料金を払い続けるという事になってしまいます。
商品やサービスを購入する場合には、本当に必要な契約かどうか、事前に周りの人に相談して、確認する事。
また、目的以外の商品やサービスを勧められても、よくわからない場合は、断るようにしましょう。
高齢者の方が、このようなトラブルに巻き込まれない為には、まず、本人がその場で判断せず、必ず、家族や周りの人に相談することが大事です。
また併せて、周りの人達による、『見守り』も、とても重要です。
周りの人は、不審な請求書や領収書が届いていないか、色々な工事が行われていないか、などをチェックし、また、異変に気付く為にも、日ごろから、コミュニケーションをとるようにしましょう。
トラブルにあった高齢者の方に声をかける際は、「どうしてそんな契約したの!」などと、きつく言ってしまうと、自分を責めたり、プライドが傷ついて、かたくなになってしまいがちなので、問い詰めるような言い方は、しないようにして下さい。
そしておかしいと思ったら、すぐに消費者ホットライン、188『いやや』まで、相談して下さい。
宮崎県消費生活センターのホームページでも、様々な消費者トラブルの事例等を情報発信してます。
トラブルに巻き込まれたら、どうすべきか、また巻き込まれない為にも、是非参考にしてみて下さい。