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Reらいふ
2019年03月15日
震災への備え 耐震化・家中の地震対策(2019年3月14日放送)
「震災への備え」きょうは、家屋の耐震と家の中の地震対策についてです。
今すぐ取り組むべき命を守る行動について、危機管理課の金丸さんに聞きました。
平成7年の阪神淡路大震災で犠牲になった方の8割は、倒壊家屋による窒息死や圧死でした。
昭和56年以前の古い耐震基準の時に建てられた住宅については、耐震診断や改修工事に関する補助制度もありますので、耐震化に取り組んで頂きたいと思います。
そして命を守るために、今すぐできる「取り組むべきこと」があります。
愛着のある家具などが一瞬にして凶器に変わる可能性があります。
「下敷きにならない」「逃げ道をふさがない」ために今すぐできる対策、家具の固定や配置の見直しを始めてください。
まずは寝室、寝ている時は無防備です。
鉄則は、「高い家具は置かない」避難しやすいように「ドアや廊下には物を置かない」こと。
あらかじめ心配をなくしておくことが生き残るポイントです。
いつもの場所に寝転んで、危険を探してみましょう。
揺れで倒れたり落ちてくると考えてチェックします。
寝ている場所の近くに、厚底のスリッパや普段使っていない靴を置くだけでも安心です。
また、行動を助ける必需品はいつも枕元に備えておきますが、揺れで飛んでしまわないように滑り止めシートの上に置いたり、固定した壁掛け収納に入れるなど、置き方を工夫しましょう。
懐中電灯も揺れで見失わずに暗闇でも手に取れるように置いておく必要があります。
寝ている場所に「倒れてこない」「落ちてこない」「動いたり倒れて道をふさがない」。
この3つに気をつけて家具を配置し、その上で、家具類の転倒・落下移動防止対策も考えます。
また、停電を想定して乾電池で点灯するタイプの足元の灯りがあると安心ですね。
4月から就職や転勤など新天地での生活が始まる方も多いと思います。
新しい年度を迎えるにあたり家具の固定と家屋の耐震化について、できることから取り組みましょう。
それが、地震から命を守る始めの一歩です。