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Reらいふ
2019年05月29日
温故知新 木綿着物を普段着に(2019年5月28日放送)
今週のテーマは「温故知新」。
伝統衣服、着物を取り上げます。
訪ねたのは宮崎市の中心市街地に来月移転オープンする創業55年の着物屋さん「染織こだま」。
全国的にも珍しいカジュアル着物の専門店です。
店で主に扱うのは木綿の着物。
国内各地で生産された24種類の木綿生地が並びます。
生地が丈夫でカジュアルに着ることができる人気の素材です。
江戸時代以降生活を一変させた快適にさせたのが木綿着物で、昭和初期までみなさん楽しんでいたが、それが今また蘇りました。
昔のリバイバルが起きている感じです。
3代目の児玉健作さんも、もちろん着物が日常着。
着物で町歩きを楽しむ交流イベントなども行い、その魅力を発信しています。
今、木綿着物が見直されている理由の1つが、1年中着られること。
特に、これからの季節、袖口や脇、襟から風が入るため涼しく着られ直接肌を晒さないため日焼けの心配も減ります。
また、重ね着をすれば冬場でも暖かく過ごせます。
さらに大きな魅力が、自宅でじゃぶじゃぶ洗えること。
うちの場合予め生地を水通しして反物を縮めてから仕立てているので、おうちで洗濯し易いようにしています。
価格も仕立て代を含めても3万円程でうれしい価格!
ファッションの幅も広がります。
スニーカーを合わせて動きやすくしたり、帽子やブーツを合わせてみるなど、生活のあらゆる場面で楽しむことができるんです。
着物は形が昔から変わらないからこそ、流行を気にせず今でも着られるし、逆に新しい着こなしも木綿着物は楽しめる、おもしろい衣服です。
実感としてですが着物を着る人はどんどん増えている気がします。
衣食住の衣の文化の発信拠点としてこの場所を楽しんでもらいたいですね。
お店は来月1日にオープン。
初心者向けの和裁や着付けなどワークショップも開催する予定です
かつては普段着として着られていた木綿着物。
ライフスタイルに合わせた新たな着こなしを楽しんでみては。
■お問合せ
染織こだま
宮崎市橘通東3丁目5-33-7
TEL:0985-24-7183
水曜定休