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Reらいふ
2019年05月31日
温故知新 日向備長炭(2019年5月30日放送)
梅や栗など豊かな農産物で知られる美郷町。
ここにもうひとつ江戸時代から400年にわたり生産されている特産品があります。
日本三大備長炭の一つ日向備長炭です。
県内に多く自生するアラカシの木を原料とし1200度の窯で40日間焚き続けて作られます。
炭焼きの仕事と北郷の土地柄に魅せられた柄 武彦さんは、10年前に家族で移住してきました。
「移住者だからこそ、やっぱりその価値っていうんですか、なかなか手に入らない、目にすることもなかったものが、こうやって目の前にあるというのは非常に興奮します。」
壊れにくく火持ちが良い日向備長炭。
昔から生活のあらゆる面で利用されてきましたが、今改めて、その品質の良さが県内外で評価されています。
毎日毎日(焼き鳥を)焼いているプロの方が、普通の炭と違って、周りがカリッと焼けて中がジューシーなまま、肉汁を残した状態で焼けると好評です。
炭の持つ調湿作用や浄化作用に注目し、柄さんは一般家庭向けの商品も作りました。
飲み水に入れていただくとか、あとお米を炊く時に一緒にポンと入れていただく。
部屋に炭を置いていただくと消臭効果も得られます。
さらに身近に使ってもらおうとこんな商品も開発しました。
手で押してもらっているようなやわらかさや温もりが感じられる、炭を磨いて作ったマッサージ棒です。
じんわりほぐれていく感じがします。
こちらは炭マドラー。
水がまろやかになってお酒も美味しくなるそうです。
常に身につけておけるペンダントやブローチも人気です。
炭は、非常に魅力的な活用法がたくさんあるものだと思っています。
炭を活用した蓄電池、バッテリーですね、こういったものと、あとはこの熱量を利用したお湯を沸かしてみんなにお風呂を入っていただく、そういったことを今考えています。
古くから受け継がれてきた日本独自の炭焼きの文化。
新たな技術でさらに魅力を増しながら未来へと引き継がれてゆくといいですね。
■お問合せ
日向白玲炭
TEL:090-1717-6941