番組表
Reらいふ
2019年05月09日
時代を超えて 新たな魅力で生まれ変わったうどん店(2019年5月8日放送)
今週のテーマは時代を超えて今日は、寿司店のノウハウを生かして生まれ変わった、うどん屋さんをご紹介します。
宮崎市にある、「うどん処 むぎ」は、後継者の問題で、3年前に閉店する予定でした。
しかし、県の事業引継ぎ支援センターのサポートを受け、一昨年新たな経営者によって、生まれ変わりました。
店内は、素朴なうどん屋さんから、モダンで落ち着ける雰囲気にリニューアル。
座席のスペースも、ゆったりとした空間になっています。
事業を引き継いだのは同じ地区に店をかまえるすし店の「すし貴」です。
私自身、小さいころから通っていた大好きなうどん屋さんが閉店するのは寂しいという気持ちと、地域の老舗をなくしたくないという思いもあって、事業を引き継ぐ事にしました。
元は、手ごろな値段で人気のお店だったので、それをどう変えていくかが課題でした。
すし貴は事業を引き継ぐ際、値段を上げてクオリティーをアップさせました。
麺は、なじみのある柔らかいタイプから、コシのある讃岐うどんにチェンジ。
また、出汁、天ぷらに使用する材料や、肉などの食材も、上質なものにこだわっています。
天ぷらは、注文を受けてから揚げ、うどんとは別の器で提供します。
【うどん】
程よいコシのある歯ごたえが絶妙です。
さすが本場の讃岐うどん
【天ぷら】
そしててんぷらは・・・
サクサク。さすが和食の調理人さんがあげる天ぷら。
本格的なおいしさです。
また、こちらは、夜限定の「うどん懐石」(2400円)
うどんに、天ぷら、お寿司、煮物、酢の物などがついています。
寿司専門店の技術を生かし、夜はうどんだけでなく、本格和食も楽しめるお店になっています。
昔からなじみのお客さんは、やはり最初とまどわれていたが、最近では、値段は少し上がっても、喜んで下さる方が増えていて、若い世代の方たちも来ていただいています。
これからも、現状に満足せず、新しい料理にチャレンジして、また長い間愛されるうどん屋さんを目指していきたいと思っていいます。
平成から令和へ。
生まれ変わった新しい味は、これからも、進化しながら、受け継がれていきそうです。
■お問合せ
「うどん処 むぎ」
宮崎市祇園2丁目
TEL:0985-31-8811
店休日:月曜日(祝日の場合翌日)