番組表
Reらいふ
2019年08月16日
暮らしの中にメッセージ 空想の微生物アート(2019年8月15日放送)
暮らしの中のアート、きょうは空想の微生物アートとアクセサリーを紹介します。
作者の実家、こちらのお菓子屋さんの店内に、作品が展示されています。
佐土原まんじゅうで有名な「お菓子のよしだ屋」。
その一角に、ちょっと違った空気が流れています。
空想の微生物アートとアクセサリーです。
エキゾチックでもあり、かわいらしさもあり・・・
その不思議な形から、たしかに微生物を連想することができます。
作家・ミジンコの吉田由佳さんは、およそ4年前から空想の微生物をアート作品にしてきました。
- 【成井】
どんな思いを込めて作っているのですか。
- 【吉田さん】
例えば宇宙からの視点で想像してみると、人間は微生物のような小さな存在です。
生命の発展に重要な役割をもたらした微生物は、限りない進化の可能性を持っていて、とてもエネルギーに溢れています。
日々降り注ぐ悩みや不安などは小さなこととして、それらに捉われずに私たちは、「いつも前向きに生きていける」という想いを込めて制作しています。
作品には、いろんなテーマがあります。
こちらは「イエスシリーズ」のヘアクリップ。
自分に自信がなくて、気持ちが定まらない時。
「これでいいんだ」と傍に寄り添って、自己肯定を後押しする存在になればという想いで作っています。
こちらは「鏡像認知」がテーマの壁飾り。
割って合わせた鏡の形で写るものの姿が変わり、不思議な感覚になります。
「自分とは何者なのか」を探求し続け、エネルギッシュに歳を重ねることへの尊敬と願望が込められています。
そして、アメリカ先住民族オジブワ族に伝わる「ドリームキャッチャー」をイメージしたシリーズ「アサビケシン」。
ドリームキャッチャーとは、子供を悪夢から救うお守りのようなものですが、蜘蛛の巣のような網を微生物の口に見立ててデザインし、「悪い夢を食べてくれる・・」そんな想いが込められています。
作品を身に着けたり、部屋に飾ったり・・私が込めた想いと、手に取ってくださった方の解釈が混ざり合って、持つ人の活力源の一つになれば嬉しいです。
今週末は、宮交シティのTSUTAYAで展示販売が予定されています。
空想の微生物アートの不思議な魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
暮らしの中のアートが自分自身を励ますお守りのような存在になって語りかけてくれそうですね。
■お問い合わせ
mijinko
TEL:080-3974-1349
インスタグラム mijinko