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Reらいふ
2019年08月29日
知ってて安心 衣類の洗濯術(2019年8月28日放送)
汗をたくさんかくこの季節。
うっかりしていると、衣類が臭ったり、黄ばんだりしてしまいます。
そこで今日は、「知ってて安心、正しい洗濯術」をご紹介します。
教えて頂くのは、宮崎市のクリーニング店「ルミネ」の代表 伊奈 治さんです。
Q:暑い季節のお洗濯は、どんな事に気を付ければいいですか?
A:ずばり、キーワードは、「こまめに短時間で洗う」です。
衣類についた汗などの汚れは、汚れてすぐなら、さっと洗うだけで、十分きれいになります。
汚れたら、できるだけ早く、洗い時間4~5分の設定で洗って下さい。
そうすることで、黄ばみや、洗いすぎによる色落ち、生地の傷みも防ぐことができます。
また洗剤の使い分けもポイント。
主に、中性と弱アルカリ性のものがありますが、中性はデリケートな衣類や色柄物に。
弱アルカリ性は、白く洗い上げたいものにおススメです。
それぞれ、洗浄効果や生地へのダメージの程度が違うので、衣類に合わせて使い分けましょう。
Q:いつのまにか汗ジミができていた!という場合は、どうすれば?
A:まずは 酸素系漂白剤を50度のお湯に溶かして、30分以上浸け置きします。
時間が長いほど、効果が期待できます。
また、この時の温度もポイントです。
バスタオルなどをかけて、温度が下がらないようにすると効果的。
なお、色柄物は、色が出ないか、様子を見ながら行って下さい。
浸け置きの後は、よくすすぎます。
これで落ちない時は、塩素系漂白剤の出番。
ただし、白い衣類に限ります。
生地へのダメージもあるため、塩素系漂白剤は、最後の手段と考えて下さい。
正しく洗えば、御覧の通りきれいに生まれ変わります。
Q:最近は、濃縮タイプや、すすぎが一回で良いタイプの洗剤が出ていますが使う際の注意点はありますか?
A:濃縮タイプは、つい規定より多めに使っている人が多いようです。
そうすると、衣類や洗濯槽に界面活性剤という成分が残り、それが汚れを吸着して、衣類にも洗濯槽にも、どんどん汚れがたまっていくので、洗剤は適量を守って下さい。
また、洗濯槽の汚れは、衣類のカビや臭いの原因に。
市販のクリーナーを使って洗濯槽を洗う事もお忘れなく。
長期間洗っていない場合は、数回繰り返し洗いましょう。
この時期の洗濯のポイントは、衣類に菌を残さない事です。
汚れたらすぐ洗い、洗濯槽も清潔に。
来年も着られるよう、綺麗に洗った衣類で、快適に過ごしたいですね。
■お問い合わせ
ルミネ
宮崎市上野町3番29号
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定休日:日曜