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2019年09月20日

秋の味覚 よかにせどんこ(2019年9月19日放送)

肉厚で立派なしいたけ。「よかにせどんこ」です。
秋の味覚、旨味が詰まったしいたけをご紹介します。

03 よかにせどんこ

訪ねたのは、都城市山之口町にある「大杉しいたけ園」。
朝採れの生椎茸をはじめ、きのこを使った加工品など100種類以上の品物が販売されています。

02 大杉博文さん/賢志さん

ご主人の大杉博文さんです。
代々続く椎茸の生産農家に生まれ、栽培技術の勉強を重ねたのち、1988年にお店を創業。
息子の賢志さんと一緒に、様々なきのこの生産、加工、販売を行っています。

03 よかにせどんこ

どんこは肉厚で丸型のおいしい椎茸のことをいいます。
生産してる私も「どんこみたい」といわれます。
南九州の方言で男前のことを「よかにせ」といいます。
肉厚で身がしまってどっしりとした椎茸を見て、まさしく「よかにせ」と思い名付けました。

04 しいたけ栽培へのこだわり

売り出しから約10年、注文は県内外から入ります。
人気の理由は、こだわりの製法。
椎茸作りに欠かせないクヌギなどの原木は、大杉さんの山で育てています。
20年かけて成長させたクヌギに種を植え込み、原木栽培を行っています。
収穫には、だいたい「ふた夏(2年)」かかります。
今年の春に種駒を打ち込んだものが、来年11月頃(朝晩寒くて毛布が欲しくなるころから)から「しいたけ」がぽつぽつ発生します。

05 菌床栽培

大杉さんは、手軽に調理できる生椎茸を年間を通して提供しようと、原木チップを使った菌床栽培にも取り組んでいます。
山で育てた原木をチップにして攪拌・種菌を培養して菌床を作ります。
環境も徹底管理。部屋の温度は11度
時々新鮮な外気を入れることで肉の締まりがよくなるといいます。
さらに栽培期間にもこだわりが。
通常より時間をかけて栽培しています。
特に一番採れのおいしい肉厚の椎茸だけを「よかにせどんこ」として自信をもって販売しています。

06 おすすめの「しいたけ南蛮」

よかにせどんこ」お勧めの味わい方がこちら・・・
揚げた椎茸を甘酢とタルタルソースで和えた「しいたけ南蛮」。
このほかにも「エビチリ」ならぬ、椎茸にチリソースを絡めた「なばチリ」など。
大杉さんは、椎茸を使った様々な料理も開発しています。

07大杉博文さん/賢志さん

後継者も育っているので、お客様のニーズをどんどん取り入れて、新商品を開発してほしいと思っています。
家族一緒にがんばって作った椎茸なので絶対おいしいので食べてみてください。

肉厚の「よかにせどんこ」。
山の旨味が詰まった秋の味覚です。

08 お問い合わせ

■お問い合わせ
大杉しいたけ園
都城市山之口町山之口1809
TEL:0986-57-2536
8:30 ~ 17:00
駐車場あり
HP:http://www.yokakinoko.com/

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