2020年最初のテーマは「今年こそは！」
今日は　こんな目標を立てている方のために。

「今年こそは美しい文字を書けるようになる！」
パソコンやスマートフォンの普及により文字を書く機会はどんどん減っていますが、手書きの美しい文字はやはり魅力的。

県内外で個展を開催する書家であり宮崎市で書道教室も開いている市原明華さんに教わります。

【中田】
きれいな字を書くためにはどうしたらよいでしょうか？

【市原先生】
まず、お気に入りの筆記用具を用意しましょう。
ペンは太すぎず、細すぎず、自分の手に馴染むものを選ぶようにします。
インクは濃いものの方がメリハリをつけやすく、きれいに見えます。

お気に入りのペンなら書きやすく、疲れにくく、何より書くのが楽しくなりそうです。

【市原先生】
では、書いてみましょう。ポイントはバランスです。
練習する時はこのような中心線がある紙を使うとわかりやすいですね。

それでは、中心を意識して、バランスよく自分の名前を書いてみてください。

でも、少し堅い感じがしませんか？

もう少し大人っぽい字を書くために、今度は逆にバランスを崩していきましょう。
やや右上がりに・・・つなげるような気持ちで・・・文字の大きさのバランスも大切です。
画数の多い文字と少ない文字を同じ大きさで書くと美しく見えません。
画数の多い文字は大きめに少ない文字は小さめに書くようにします。
不均等なもののなかに美しさを見出す日本人の美意識が文字にも生きています。

【中田】
できました！

【市原先生】
やわらかさが出て、女性らしい文字になったのではないでしょうか

文字は情報を伝えるのが役目ですから、読めさえすれば、本当は美しく書く必要はないんです。
でも文字がさまざまな印象を与えることは確かですので、怖がらずにたくさん書いて自分が美しいと思える文字を手に入れていただければと思います。
文字には知らず知らず性格やその時の気分がにじみでるもの。
今年こそは文字を書くことに自信を持ち、そして楽しみたいものですね。

市原明華書作展
宮崎県立美術館にて1月15日～1月19日まで開催

■お問い合わせ
明華書道教室
宮崎市大工1-7-30
080-8586-9166
instagram：https://www.instagram.com/meika.shodo/