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Reらいふ
2020年06月18日
大雨・台風シーズンの備え 重ねるハザードマップ(2020年06月17日放送)
今週は大雨や台風シーズンへの備えをテーマにお送りしています。
きょうは「ハザードマップ」についてお伝えします。
ハザードマップとは、被害予想図とも呼ばれ、自然災害があったときの被害の及ぶ範囲や程度、避難場所など地図にのせたものです。
また、データは国土交通省のホームページ「ハザードマップ ポータルサイト」に、掲載されています。
教えてもらうのは、気象予報士で防災士、気象庁を退職後、NPOで防災講習会なども行っている「はまかわ秀一さん」です。
各市町村のハザードマップも見られますが、今日は「重ねるハザードマップ」をみたいと思います。
地図を見るをクリックすると、日本地図の大きなものが出てきます。
この「重ねるハザードマップ」は、洪水や土砂災害、津波のリスク、道路防災情報などを重ねて表示することができます。
洪水を押してみましょう。
そうすると宮崎市の浸水を想定する地域がでてきます。
次に土砂災害を押してください。
これを押すと、地滑りや崖崩れが予想される地域が出てきます。
こういう風に、いろいろな災害を重ねることができます
地図を拡大してクリックすると、災害予想が見られます。
ちなみに、UMKがある宮崎市祇園2丁目付近は、洪水による浸水予想が0.5メートルから3メートル。
色が濃くなると、浸水の高さも高くなっています。
また、避難場所についても、どのような災害に対応しているかを確認することができます。
「土地の特徴、成り立ち」というページがあり、面白いので、見てみましょう。
地形分類を押します。
宮崎の昔の地形が分かるということになります。
この青い所は、昔川が流れていたところです。
この地形の自然災害リスクは、浸水しやすくて水はけが悪い、地盤が軟弱だったということが書いてあるこのほか航空写真を時代によって見比べることも。
- 1960年代宮崎市祇園2丁目周辺
- 現在の宮崎市祇園2丁目周辺
- 開局当時のUMK(1970年代)
- 現在のUMK本社
土地の成り立ちや変化を知ることは、災害のリスクを知るということ。
早めの避難や土地の改良に役立てることができます。
大切なのは、私たちが自分の命は自分で守るという意識のもと、自分で判断して早く避難するということだと思います。
そのためには、まず、自分が住んでいる周りにどんな災害があるのか、災害のリスクを知ることだと思います。
大雨や台風への備え。
自分や家族の命を守るためにも、ハザードマップを活用してみませんか。