番組表
Reらいふ
2020年07月09日
熱中症対策 大切なペットを守ろう(2020年07月08日放送)
今週は熱中症対策。
今日は人と同様に、気を付けなくてはいけない、ペットの熱中症対策です。
宮崎市にある篠原動物病院 獣医師 篠原秀作先生に、飼い主さんが気を付けるべきポイントを伺いました。
気温が高い日が続くと、動物も夏バテや熱中症になる恐れがあります。
気温が30度を超えるような日には、エアコンを使って、室温を25度から28度位に設定して下さい。
また水はいつでも飲めるような状態にしておきます。
はぁはぁと、呼吸が荒かったり、普段は汗をかかないのに毛が濡れている、よだれがたくさん出るなどの症状が見られたら、熱中症の危険サイン。
冷たい水や氷を与えたり、シャワーで水をかけたりして、とにかく体温を下げ、水で濡らしたタオルなどで包んで、病院へ連れて行きましょう。
特に、パグやフレンチブルドックなど気道が狭い犬種、体力がない高齢の犬は、注意してあげてください。
次に、猫の場合は・・・
猫も、エアコンで環境を整える事が必要ですが、本来は温かい所が好きなので、エアコンで冷えすぎると風邪をひいたり、膀胱炎になりやすいのでその点も注意が必要です。
エアコンの設定温度は、27~28度と、少し高めがいいと思います。
もしも、汗をかく・息遣いが荒い・体が熱いなど熱中症の症状が見られたら、水を飲ませたり、アイスパックで首のあたりを冷やしてあげるのもいいと思います。
この他、ウサギやハムスターなどの場合、給水ボトルの先端が詰まると水が飲めないので、しっかりチェックすること。
鳥の熱中症予防には、水浴びも効果的です。
また、エサとして小松菜などの生野菜、リンゴは水分のほか食物繊維も取れるのでお勧めです。
その他の注意点として、短時間だからと車の中にペットを放置するのは、絶対にしない事。
また、留守中にエアコンが止まったりすると、特に高齢の動物にはとても危険なので、飼い主さんがしっかりと環境を整えてあげて下さい。
ペットが頼れるのは、飼い主さんです。
万一の時の体調変化を見逃さず、素早く対応できるようにしておきましょう。
■お問い合わせ
篠原動物病院 獣医師:篠原秀作さん
宮崎市清水3丁目5-4
TEL:0985-26-1136