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2021年09月07日
愛情弁当 宮崎の伝統工芸 めんば(20201年09月06日放送)
今週のReらいふのテーマは愛情弁当。
きょうは、諸塚村の「めんぱ」と呼ばれる宮崎自慢のお弁当箱をご紹介します。
地域によっては、わっぱ、曲げわっぱとも呼ばれる木のお弁当箱。
宮崎市のひむか村の宝箱では、オープン当初の15年前から、「宮崎の宝物」として諸塚村のめんぱを販売。
めんぱの魅力を発信し続けています。
以前は、女性や年配の方が多かったのですが、最近は若いパパたちが、自分のものや子供さんへのお弁当にと言って、なんだか今は、おしゃれなものとして使っていらっしゃる方も多いみたいです。
側板は香りのいい「ひのき」、底板には丈夫な「杉」が使われています。
めんぱに入れたご飯は、木が水分を吸収してくるため、冷めてもおいしく食べられるのが特徴です。
炊いて4時間くらいのごはん。
ご飯の甘み、粒のふっくらした食感を味わえます。
また、去年5月に、諸塚村観光協会がネットショップ「もろつかストア」を開設し、めんぱは、人気商品となっています。
- 【話:諸塚村観光協会 岩切愛子さん】
一番人気は、長めんぱです。
おすすめは伝統的な形の丸めんぱです。
諸塚のめんぱは、宮崎ではただ一人のめんぱの伝統工芸士、甲斐さんが作っています。
作り方は、諸塚で70年以上かけてじっくり育った「木そのもの」をお湯につけて曲げ、桜の皮でとじて、竹の釘でとめて作られています。
この工程も、甲斐さんがお仲間と作り上げてきたものなんです。
ウレタンでの塗装や接着剤、うるしなどを使わずに作られます。
村内では、めんぱの愛用者が多く、家庭によっては世代を越えて、ひとつのめんぱを使い続けているところもあり、地域に息づくお弁当箱です。
型などもなく手作りのため、色や模様も、木目も一つとして同じものはないのも特徴です。
色の変化やご飯のでんぷんと木が反応することで黒ずむことも、すべてが味となっていきます。
ぜひ長く使っていただきたいです。
職人が愛情こめて作った諸塚村のめんぱ。
愛情たっぷりの料理を詰めれば、心も体も元気になれそうですね。
■お問い合わせ
もろつかストア
URL:https://morokan.stores.jp/
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