番組表
Reらいふ
2020年11月19日
いろいろな音色を楽しむ 箏の世界(2020年11月18日放送)
今週は趣味の世界。
今日は、箏の世界をご紹介します。
奈良時代に中国から伝わった楽器を原型に、江戸時代初期に(八橋検校によって)今のスタイルが確立された箏。
桐の木で作られた本体が空洞になっていて、音が響くしくみです。
宮崎市のこちらの教室には、幅広い世代の箏愛好家の皆さんが通っています。
生田流箏曲 綵音乃会(あやねのかい)(藤田社中)師範
箏の音そのもの音色の美しさが一番の魅力です。
奏法などのおけいこを重ねて、合奏すると、より楽しくなります。
箏の奏法には、いろんな種類があります。
13本の弦に左手で糸の張力を変えて、音の数を増やす奏法や、わり爪・トレモロ・ピチカート、これらを組み合わせることで、様々な音色を奏でることができるんです。
箏の弦は1から13まで番号が決まっています。
そして楽譜には、なんと漢数字で縦にメロディーが表記されるんです。
このように、意外な側面もある箏。
実は初心者にもお勧めの楽器・・・という事で、体験させて頂きました。
30分ほどの練習で、とりあえずメロディーは弾けるように。
そこで、早速皆さんと合奏です。
すごい こんなに短時間で合奏が楽しめるなんて、はまりますね!
奏法をおけいこしながら、
いろんな曲にチャレンジすると、ますます楽しくなりますよ。
【生徒さんの声】
- ドイツに住んでいた時に、イベントで日本人が箏を弾いているのを聞いて、やりたいと思って始めました。
魅力は、やればやるほど、奥深く面白いところです。 - 弾き方によって、ひとつの弦からいろいろな音色が出せることや、お互いに息を合わせながら、合奏する所が魅力。
伝統楽器ということで、難しそうなイメージを持たれることが多いが、それを変えたいと思って、仲間といろんな活動をしています。
箏の音色そのものの美しさを知ってもらえるとうれしいです。
曲や奏法によって、いろんな表情を見せてくれる箏の音色。
その奥深さを、皆さんも体感してみて下さい。
■お問い合わせ
生田流箏曲 綵音乃会(あやねのかい)
藤田社中 師範 藤田順子さん
教室の体験あり
宮崎市清武町
TEL:0985-84-5511