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Reらいふ
2021年07月06日
台風への備え 避難する場合の注意点(2021年07月05日放送)
今週のテーマは台風への備え。
きょうは今年の台風の傾向や避難をする場合、どんなことに注意しなければならないのか考えていきます。
今年の台風の傾向について、気象予報士の酒井さんに詳しく聞きました。
シーズン全体としての台風の発生数は平年並みですが、9月以降は平年より西寄りの進路をとると予想されるため、九州・沖縄付近へ接近する恐れがあります。
今年は、昨年より日本列島に接近しやすいと予想されるため台風上陸や接近による大雨や暴風に警戒が必要です。
これから迎える台風シーズン。
最新の情報に注意をして何ができるのかを考えて行動することが求められます。
その時に大切なのが「避難」です。
5月20日から警戒レベルに沿った避難情報が新しくなりました。
これまで警戒レベル4には、市町村が発令する「避難勧告」と「避難指示」の2つがありましたが、これが一本化され「避難指示」のみとなりました。
これにより警戒レベル4になったら「危険な場所から全員避難」となります。
これまで警戒レベル4の中に「避難勧告」と「避難指示」の両方が位置付けられ、住民の方が「どうすればいいかわからない」という課題があったので、改定で全員避難ということになりました。
避難とは難を避けること。
緊急時の避難先は、公民館や学校など市町村が指定する「避難所」だけではありません。
自宅が安全な場所であれば「在宅避難」、安全な場所にいる「知人や親戚宅への避難」、事前の予約や宿泊料が必要ですが、「ホテルなど宿泊施設の利用」も避難の一つです。
つまり、日常から準備をしておくことが必要です。
まずハザードマップで自宅が安全かどうか確認を一番最初に!
崖の近くや川の近くに住んでいる方は注意が必要です。
この時に、家族で避難ルートや連絡先について話し合うのも大切です。
親戚・知人宅への避難であれば、事前に相談・準備をしておきましょう。
警戒レベルや避難情報、気象情報を確認し早めに避難しましょう。
不安があればためらわずに避難所へ。
その際は、新型コロナ対策として、各自でマスクやスリッパ、体温計など必要なものを持参しましょう。
「自分の命は自分で守る」これが防災の基本です。
事前の備えをしっかり行い防災力を高めていきましょう。
今できることを今すぐに。
台風シーズンを前に一人一人が命を守る行動を!
■お問い合わせ
県危機管理課
TEL:0985-26-7066