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Reらいふ
2021年10月20日
秋の味覚 宮崎産の落花生(2021年10月19日放送)
今週は秋の味覚。
秋に収穫の時期を迎える、旬の「落花生」を取り上げます。
訪ねたのは、綾町にある創業75年の「綾豆本舗 須田商店」。
契約栽培を中心に、県産の落花生などを加工販売する老舗の豆専門店です。
今年も、農家から持ち込まれた豆の焙煎作業で忙しい時期を迎えています。
店を切り盛りするのは、3代目の須田昌導さん・理恵さん夫婦。
豆が持つ本来の美味しさを引き出す製法にこだわっています。
今、輸入物が落花生は多いが、宮崎の落花生はほとんど天日干し乾燥させているため、柔らかい甘味があるのが特徴です。
落花生の生育はとてもユニーク。
花が咲くと地面に落ち、花と茎の間からツルが伸びて土の中に潜り、その先端に実をつけます。
「花が落ちて実が生まれる」ことから「落花生」という名がついたとされています。
約190度に熱した釜に落花生を入れ、回転させながら均等に熱を加えます。
煎る間、殻の中の実の状態は目で確かめることができません。
ちょうど良い煎り加減を見極める鍵は「香り」だといいます。
特に小さい粒細い粒の場合、先に煎り上がってしまいます。
その匂いが目途になって大きい豆のしっかりした粒の揃った豆を見極める作業になります。
その日の気温、湿度なども考慮しながら、美味しく食べられるタイミングを探ります。
とにかく剥いて色確かめながら、こげたら終わり、元に戻りません。
店では、砂糖などを加えた豆菓子も製作。
こちらは県産の梅をあしらった「梅ピ 400円」。
ここで、専門店ならではのアドバイスが。
落花生は新しいうちがおいしいので、煎りたてを食べて頂くのがおすすめです。
薄皮のポリフェノール、あれが抗酸化作用が強いらしいので皮ごと食べてほしいですね。
里芋とかがおいしいので味噌ぬたや、落花生をすって混ぜたり、白和えに混ぜたり、酢味噌に落花生を足すとすごく甘くなってマヨネーズみたいな感じでおいしいですよ。
宮崎の豆はおいしいので、おいしい落花生を生かした製品をこれからも続けて作りたいです。
秋の食材が豊富な宮崎。
今年は 県産の落花生にも注目してみては・・。
■お問い合わせ
綾豆本舗 須田商店
東諸県郡綾町南俣1010-13【MAP】
TEL:0985-77-0034
営業時間 9:00 ~ 18:00
定休日 不定休
駐車場 有
Instagram:https://www.instagram.com/suda_sho_ten/