番組表
キニナル!
2022年04月12日
酪農を守る 老舗乳業メーカーの挑戦(2022年04月11日放送)
きょうキニナルのは生乳・牛乳です。
コロナによる学校の休校や学級閉鎖の影響で、給食牛乳の提供がストップ。
厳しい現状を乗り越えようとする乳業メーカーの取り組みを取材しました。
創業100年を超える宮崎市の「白水舎乳業」は、牛乳・乳製品の製造・販売を行っています。
宮崎市内の小中学校など47校に給食の牛乳を提供していますが、コロナ禍で、休校や学年・クラスの閉鎖の影響を受けています。
連絡が、急に来たりとか、朝(配達に)出発した後で来たりとか、伝票を変えたりというのが大変です。
コロナの感染拡大が始まった2年前、売り上げが一気に7割減りました。
現在は1割の減少までに回復していますが、不安は尽きません。
そんな中、白水社乳業では、牛乳の原料となる生乳を活用しようと、様々な取り組みをしています。
社員のアイデアから誕生した「もなかアイス」と「プレミアムシューアイス」。
店頭ではもちろんネットでの販売も人気です。
酪農家とのつながりを大事にして「生乳を活用したい!」
その思いはこんなところにも!
こちらで我が家の生乳100%のソフトクリームを販売してます。
宮崎市にある道の駅、高岡ビタミン館で提供されている白水舎のソフトクリームは、石川牧場の生乳100%です。
コロナの影響でイートンスペースの閉鎖された時期は、客足が減りましたが、石川牧場の生乳を仕入れ、使い続けました。
これから(感染者)が増えだしたら、学校・学級が閉鎖されるのが心配です。
毎日一生懸命仕事をしているので、みなさんに食べてもらえると嬉しいです。
乳業と酪農家は車の両輪のようなもの。
酪農家なかったら乳業は成り立たないという、そういう協力関係にあります。
また、祭りやイベント会場で、ソフトクリームなどを提供する移動販売車も、イベントがないため稼働できずにいましたが、去年夏ごろから、保育園や幼稚園など、およそ10施設の依頼を受け出向いたそうです。
これは笑顔を集める仕事だと、これは意義ある仕事だなと思いました。
こういうのを続けたいと思います。
厳しい時だからこそ出来ることや新たな挑戦、ピンチをチャンスにコロナ禍を乗り越えます。
■お問い合わせ
白水舎乳業
宮崎市宮崎駅東3丁目2-15【MAP】
TEL:0985-29-2988
HP:https://hakusuisha.jp/