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キニナル!
2022年05月02日
武家屋敷が現代によみがえる 宿泊施設「茜さす 飫肥」(2022年04月29日放送)
歴史ある城下町・飫肥に、新たな宿泊施設が誕生。
かつて上級藩士が暮らしていた武家屋敷が現代に蘇りました。
「九州の小京都」とも称される宮崎県日南市、飫肥。
飫肥藩・伊東氏の城下町として栄え、武家屋敷を象徴する門構えや風情ある石垣が残る街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
ここに、先日新たな宿泊施設「茜さす 飫肥」がオープンしました。
奥行きがあってとっても広いです。
そしてタイムスリップしたような歴史を感じる建物に、どこか洗練された雰囲気もあって、ゆったりとくつろげそうな空間です。
「茜さす 飫肥」は江戸時代後期に建築された武家屋敷、旧伊東伝左衛門家をJR九州が改修して運営しています。
日南市では、老朽化による修繕費などが課題となっている市の歴史的建造物を、民間企業に貸し出す利活用事業を行っていて、その一つとして誕生したのがこの宿泊施設です。
全国的にも珍しいスタイルだと思うんですけど、こちらの魅力ってどんなところですか?
このお屋敷自体が、飫肥のエリアの中でも最も古い武家屋敷と言われていまして、そういった風格や品格を色濃く残して、当時の暮らしに思いを馳せながら暮らして(過ごして)頂けるというのが一番魅力ですね。
定員6人の一棟貸しで、1日1組限定。
広さ146平方メートルの建物で、別荘で暮らすように過ごすことができます。
そして趣のある土間を出ますと、目の前にあるこちらの建物がお風呂なんです。
今回増築されたこの建物にはヒノキが使われていて、癒しの香りと大きな浴室でリラックスできそうです。
また、伝統工芸品なども展示されています。
宮崎らしさを感じるおもてなしですよね。
キッチンにはコーヒーやお茶だけでなく、飫肥や宮崎のお酒、ジュースなども用意されていて、自由に楽しむことができます。
「茜さす 飫肥」は素泊まりで、一泊 9万9000円から宿泊することができます。
お屋敷だけではなくて飫肥の街を歩いていただきたいなと思います。
文化なり歴史を感じてもらいつつ、ちょっと疲れたらこちらのお屋敷に戻ってきていただいて、お庭を眺めながら本を読んだり、ちょっとうたた寝したりとか、夜はひのきのお風呂に使っていただいたり、そういうゆっくりとした過ごし方をしていただきたいと思います。
かつて上級藩士が暮らしていた貴重な武家屋敷の宿で歴史を感じながら特別なひとときを過ごしてみては?
■お問い合わせ
茜さす 飫肥
日南市飫肥4-4-1【MAP】
TEL:050-1743-2099
受付時間:10:00 ~ 17:30(土日祝除く)
HP:https://www.akane-sasu.com/obi/