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キニナル!
2022年05月04日
母の日の贈り物にも 榧(かや)の木の「まな板」(2022年05月03日放送)
5月8日は母の日、日頃の感謝を伝えるのに、ぴったりな品を紹介します。
職人の熟練の技が光る「まな板」です。
綾町にある熊須碁盤店。
材料となる榧(かや)の原木の仕入れから、碁盤・将棋盤の製作、販売までを一貫して行っています。
代表を務める熊須健一さんは、この道55年の伝統工芸士。
その卓越した技術は高い評価を受け、現代の名工にも選ばれました。
伝統的な技術は息子4人にも受けつがれ、親子5人で工房を営んでいます。
こちらの看板商品はもちろん、碁盤・将棋盤なのですが、私がキニナルのはこちら、「まな板」なんです。
実は5年ほど前に購入して愛用しているのですが、とっても使い心地が良いんです。
素材は碁盤と同じ榧(かや)の木。
全国から注文が入り年間およそ3000枚を販売しています。
榧(かや)の木が一番水に強い木なので、一番汚れにくいです。
後は匂い。匂いの中に抗菌成分というのがあるんですけど、榧(かや)はお香の原料になるので、ちょっとニッキ・シナモンぽく香りもいいです。
後もう一つが、包丁が長く切れるように軟らかい木というのがまな板の条件なのですが、榧(かや)は軟らかいけどへこみづらいのも特徴です。
榧(かや)の木の特性を知り尽くした職人が生み出したまな板。
長く愛用するためのコツを教わりました。
まな板の両面に水をかけて使うことです。
両面水をかけて手で水を切って使うと野菜の色が一切付かないですね。
使用した後は まな板立てに「横にして」水を切っておくことが大切です。
木は根っこから水を吸って、木口を通って葉っぱに水を送る、ここだけ3倍くらい水を吸っちゃいます。
洗った水も全部吸って黒くなっちゃうんですね。
横にすれば包丁の傷に沿って水はすっと流れ落ちます。
定期的なメンテナンスでさらに長持ち。
こちらでは購入したまな板を無料で削り直していただけるということです。
私の使い込んだまな板もお願いします!
削り直しの目安は約2年。
丁寧にムラなく削ります。
きれいです。
厚さはほとんど変わらないのですが、新しくなりました。
すべすべです。
ありがとうございます。
熟練の技で仕上げられる榧(かや)の木のまな板、大切な人への贈り物にいかがですか・・
■お問い合わせ
熊須碁盤店
東諸県郡綾町大字南俣282-1【MAP】
TEL:0985-77-0109
HP:http://www.kumasugobanten.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/explore/tags/%E7%86%8A%E9%A0%88%E7%A2%81%E7%9B%A4%E5%BA%97/