今年、人気のプリン専門店がプリンではない商品、唐揚げの販売を始めました。
開発した理由とは？

都農町の「南国プリン都農研究所」にやってきました。
プリンの販売店なのですが、ここで唐揚げも販売をスタートしたということで、「プリンと唐揚げ」気になります！
南国プリンは、宮崎市と都農町に店舗をもつプリン専門店です。

店内を見渡すとありました、「唐揚げ」のメニュー！
実は、唐揚げの誕生には、プリンで使う生乳との深いかかわりがあるんです。

プリンに使っているのは、循環型の牧場経営をしている新富町の「まつうらみるく」の生乳で、3年連続「九州生乳品質共励会の優秀賞」を受賞しています。

実は僕たちはプリン専門店でして、生クリーム、牛乳を一番フレッシュな状態で使いたいというのがあります。
（生乳から）生クリームを作ると一割が生クリーム、その九割が無脂肪乳と言って副産物ができてしまいます。

生クリームを作っていくためには、まずは、無脂肪乳をすべて使い切れるようになりたいという熱い思いがありました。
今回の唐揚げは、牛乳が肉質を柔らかくすることに注目して誕生した、第一弾の商品です。

■唐揚げ 1個 160円（10個以上 1個 150円）
こちらの唐揚げは、無脂肪乳に鶏肉を一回漬けまして、出汁をしっかりしみこませたカリッカリの唐揚げになります。

【試食：金丸】
とにかくお肉が柔らかくて、おいしいですね。
出汁の味わいがとても出ています。

唐揚げは、都農町の店舗で1個から購入できます。
また、ごみ削減に向けて容器を持ってきた場合は値引き販売もしています。

脂質が少なく、タンパク質が豊富な無脂肪乳。
今後は、無脂肪乳がはいったドリンクやカレーなど、新たなメニュー開発も検討しているそうです。

僕たちがどれだけ農家さんに貢献できるか、生産者さんに貢献できるかというのもそうですし、ずっとおいしいプリンを食べ続けられる環境を作り続けられたらと思っています。

プリンの研究から始まった唐揚げ。
命ある食べ物を最後までおいしくいただく商品づくりに、持続可能な未来への熱いメッセージが込められていました。