番組表
Reらいふ
2019年05月10日
時代を超えて Tシャツプリント工房(2019年5月9日放送)
川南町にやってきました。
今は空き店舗のこちら「なかむら屋」。
69年前に創業し、おもちゃやスポーツ用品などを販売していました。
去年11月に閉店しましたが、時代を超えて「なかむら屋」からTシャツプリントの事業が受け継がれました。
受け継いだのは、東京都出身の高萩誠さん、47歳。
妻の真由美さんも東京都出身。長男 丈君は、小学校2年生です。
新しい店の名前は「ティーバンク」。
Tシャツとウェアのプリント工房として、去年12月にオープンしました。
自然がいっぱいの場所で子育てがしたいと思い、まず高知県で地域おこし協力隊として4年間過ごしました。
その後2016年に川南町の地域おこし協力隊に採用され、宮崎にやってきました。
住み心地のいい川南町で定住を考えていた高萩さんは、後継者問題の解決を目指す後継者人材バンクを介して「なかむら屋」の中村昭人さんから経営を譲り受けることになりました。
叔父の会社の経営に携わることになり、「なかむら屋」を引き継いでくれる人を探していました。
Tシャツのプリント事業は、部活やイベント等、地元ではなくてはならない存在になっていましたので、ほっとしました。
私の祖母の代から引き継いできた店なので、本当に嬉しいです。
大量注文はもちろん、熱転写プリントで少ない注文にも応えることができ、地元の様々な仕事や活動をサポートする大切な存在です。
元号が変わって新たな注文も多く、夫婦二人三脚で大忙しの毎日です。
成井:都会から移住されて、こちらでの生活はいかがですか。
真由美さん:肉も魚も野菜も全て町内でそろいますし、新鮮でとても美味しいです。人もみんなやさしくて、とても暮らしやすいです。
成井:初めての仕事で戸惑いはありませんか。
高萩さん:以前東京では、印刷業界で仕事をしていましたので、今の仕事との共通点も多く、毎日がとても楽しいです。中村さんや地元の方々に、引き継いでもらって良かったと言ってもらえるように頑張ります。
地元の生活とともにあるTシャツプリントとウェアの工房「ティーバンク」。
時代を超えて受け継がれ新しい息吹を吹き込んでいます。
■お問合せ
T-shirt&wearプリント tee bank(ティーバンク)
川南町平田
TEL:0983-32-9626