番組表
Reらいふ
2019年01月24日
なつかしの・・・古民家でタイムスリップ(2019年1月23日放送)
今週のテーマは懐かしの。
タイムスリップした気分が味わえる古民家を訪ねます。
訪れたのは、宮崎駅から南に5分ほど歩いた所にあるお宅です。
ご主人の田中良作さんです。
取り壊す予定だった古い民家を持ち主に譲ってもらい、21年前に田中さんの自宅の敷地内に移築。
古旧庵と名付けました。
有馬:「立派な建物ですが、どのぐらい前の?」
田中さん:「江戸末期の建物と聞いています」
有馬:「丸型ポスト!」
田中さん:「廃棄処分されるのを譲ってもらって、壊れた所は修理して、使えないよう蓋をして飾っています」
中に入ると田中さんがこれまでに集めた品々が、所狭しと飾られています。
明治から昭和の中頃まで使われていた生活用品など、数千種類。
まず目に入ったのは、昭和30年代一大ブームとなった人形。
「これを見た人は感動するようですね。懐かしいって」
続いて、昭和を代表する黒電話。
「こちらは、ハンドルを回して自分の番号を言って、どこ(相手)にお願いしますと・・・向こう(交換手)がしばらくお待ちくださいと言い、少し待つと連絡が入って相手と話せました」
このオルガンは 大正時代のものだそうです。
この他にも、蓄音機やミシンなど、今では見かけなくなった道具がたくさんあります。
この古民家の、この梁が一番気に入っています。
先人たちの巧みな技術というか苦労で作ったものを感じます。私はそれを大事にしたいから、全てが苦労して集めた宝なんです。
古旧庵では見学の申し込みがあれば開放しています。
さらに、古旧庵は、認知症の人やその家族、地域の人が集い、語らう「オレンジカフェ」としても利用されています。
懐かしい道具を眺めながら昔話に花が咲くそうです。
宝物といっても置いてるだけじゃどうしようもないから、みなさんが気持ちよく使ってくれたら私は幸せです。
なつかしさに溢れた古旧庵。
一度訪れてタイムスリップしてみては。