番組表
Reらいふ
2020年04月28日
家庭で楽しく過ごす手作り味噌キット(2020年04月27日放送)
今週のReらいふは、家庭で楽しむ様々なアイディアをお伝えしています。
きょうは、わずか20分ほどで仕込めてしまう、手作りみそキットをご紹介します。
宮崎市青島の「長友味噌醤油醸造元」。
創業1877年の老舗が、先月末から販売を始めた手作りみそキット。
箱の中には、混ぜるだけで完成する味噌の材料が入っています。
いま、家庭の中で過ごす時間が増えていると思いますが、家庭での時間に、日本の伝統調味料であるみそを手作りしてもらえたらと思っています。
キットに入っている材料は
- 宮崎県産の米こうじ200グラム
- 熊本県産の麦こうじ500グラム
- 塩190グラム、
- 九州産の乾燥大豆を蒸してつぶしたもの750グラム
どれも老舗の素材へのこだわりが詰まった、安心安全な材料です。
家庭で用意するものは、大きめのボウルとぬるま湯を少しと保存容器です。
- 麦こうじと米こうじの2つをよくほぐしながら混ぜます。
- 塩を入れて、全体に均等になるようによくもみこみます。
これを塩切りと言います。 - こちらの蒸してつぶした状態の大豆を混ぜ込んでいきます。
大豆の準備は、一からやろうとするとなかなか大変な作業なんですが、キットでは、簡単にできるようになっています。
ここで「素だね」として、うちの蔵で2年以上寝かせたみそを混ぜ込んでいきます。
【POINT!】
ここがすごく大事で、よく混ぜ込んで行ってください。
こうじがよく混ざらないと、むらが出てしまいます。
硬めかなと思ったら、ぬるま湯を50~100ミリリットル、調整しながら入れて、とにかくむらがないように混ぜ込んでいきます。
- 混ぜ終わったら、お団子状にしっかりと丸めて、空気を抜いていきます。
- この状態になったら、清潔な保存容器に叩き入れていきます。
(とにかく空気を抜くことがポイントです。) - すべて入れ終わったら、上からしっかりと押さえつけて、さらに空気を抜きます。
表面を平らに整え、ラップなどを使ってしっかりと空気を遮断します。 - 最後に、塩などをビニール袋に入れた重石を載せて、冷暗所で保管します。
直射日光にあてないこと、清潔なお部屋の片隅に置いておくこと、カビを防ぐためにはとにかく空気にふれないこと、熟成中は混ぜないことをお願いします。
我が家でも試してみましたが、手触りやこうじの香りなどを感じながら、どんな味噌ができあがるのか、ワクワクしながら作る工程を楽しめました。
味噌は、日本の伝統調味料であり、手作りすると何年でも保存できます。
具だくさんの味噌汁と御飯があれば、完全食になるともいわれ、免疫力アップにつながります。
九州の大麦こうじで作った少し甘めの味噌は、味噌汁のほか、みそ炒めや冷や汁、スイーツなどにもアレンジできます。
ぜひ自分の味噌を作って、味わってみてください。
手作り味噌は、3、4カ月ほどで食べごろを迎えますが、好みの食べごろで楽しめるそうです。
キットは、郵送や宅配が可能です。
自分で作る味噌は格別の味です。
出来上がりのころには、穏やかな日常が戻っていますように。
そんな願いも込めながら、家庭で味噌づくり体験はいかがでしょうか。
■お問い合わせ
長友味噌醤油醸造元(カネナみそ・しょうゆ)
宮崎市青島5-8-1
電話:0985-65-1226
URL:https://www.kanena.jp/ MAP