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Reらいふ
2020年08月27日
疲労回復 飲む点滴「甘酒」の魅力(2020年08月26日放送)
夏の疲れが抜けにくいと感じている方、甘酒はいかがでしょうか。
教えてもらうのは、薬に頼らない体づくりを目指す薬剤師の秋吉佑美さんです。
秋吉さんの健康を考えたレシピはSNSで話題となり、インスタグラムはフォロワー数が1万2000人を超えています。
薬剤師として働き患者さんと話す中で、心と体を健康にするにはまずは食べ物が大事だと感じまして、
その大切さをSNSを通じて発信しています。
秋吉さんの活動の原点となったのが、発酵食品の「甘酒」です。
甘酒は、冬に飲まれているイメージだと思うのですが、夏の季語で、江戸時代から飲まれています。
飲む点滴とも言われていまして、甘酒には麹から作る甘酒と、酒かすから作る甘酒があります。
麹から作る甘酒は、アルコールも含まれないので、子どもさんや高齢者にもお勧めです。
今回は市販の甘酒を使って、おうちでも簡単に楽しめる飲み方を教えてもらいます。
まずは、甘酒豆乳。
甘酒豆乳は、甘酒と豆乳をグラスに半分ぐらい入れていただいて、かき混ぜて飲むだけなので、簡単にお召し上がり頂けます。
米麹からつくられる甘酒は、ブドウ糖やビタミンB群、オリゴ糖、食物繊維、酵素がたくさん含まれています。
特にブドウ糖は、脳が唯一使える糖分で、エネルギーをすぐに補給してくれますので、おすすめなんですよ。
また、ビタミンB群は代謝アップに期待でき、疲労回復にぴったりの飲み物なんです。
こちらにバナナを入れるとより食物繊維もとれて甘さも増すので、子どもにもおすすめです。
バナナは睡眠や気分を穏やかにしてくれるホルモンの生成にもかかわる成分が入っているので、寝つきが悪い方にもお勧めです。
続いては、夏の果物「桃」と甘酒のスムージー。
桃は、比較的体を冷やしにくい果物で、
ペクチンという食物繊維やポリフェノール、ビタミンCも入っているので甘酒との相乗効果で美肌にもいいですよ。
甘酒は1日200mlほど、果物を使うときには糖分も増えるので、量を調節してくださいね。
量を多く作ったときや余った時には冷凍庫で凍らせて、アイスにするのもおすすめです。
甘酒をもっと手軽にとりたい場合は、普段のお砂糖の代わりに量を調節して、料理に使ってもいいですよ。
暑さで体力を奪われやすく、夏バテを起こしやすい時期です。
手軽にとれる「飲む点滴」の甘酒で、疲れをとりのぞきましょう。
心も体も元気になる甘酒。
みなさんもためしてみませんか?