今週は「春」がテーマ。
今日は、季節の移ろいを感じさせてくれる寄せ植えの魅力をご紹介します。

訪ねたのは、宮崎市跡江の「フラワーブティック アナーセン」。
季節の花の苗や切り花をはじめ、県内の育種家が生み出したパンジーやビオラ、ラナンキュラスなども扱っていて、県外からも愛好家が訪れるお花屋さんです。
オーナーの川口のり子さん。
自ら生産農家に足を運び、新鮮な花を仕入れながら花と緑のある暮らしを提案しています。

たくさんの春の花が出回っているので、寄せ植えにはぴったりの季節です。

まず、用意するのが鉢。
今回は、手軽に運べる直径20cm程の陶器を使います。
次は花選び。
ポイントは主役を決めること。
今回は初夏にかけて楽しめるラベンダーを選びました。

主役が決まったら次は合わせる花ですが、同じ環境で育つ花を一緒に植えるとよいですね。
更に、植物の数は奇数がお勧め。
まとまりが出ると言います。
今回は3種類、ラベンダー、ローダンセマム、アルメリア、いずれも日光が大好きで初夏まで楽しめる花を選びました。

このままでもよいですがここでワンランクアップ！葉物を使います。
葉物を加えることで奥行きが生まれます。

水はけをよくするため、鉢底の穴に園芸用ネット、ボラ土を敷き土を半分ほど入れます。
ポットから苗を取り出し、土をほぐします。
肩の所をすっきりさせると出来上がりがきれいに、自然な感じで出来上がります。

配置する際は、背の高いものを後ろに置くと立体感が出るそうです。
土を被せる際は割り箸を差し込みながら、土中の空間を埋めていきます。
縁から1.5cmぐらい余裕を残すと、水をやった時に土が流れ出るのを防げます。

水やりは（土が）乾いたらたっぷりあげて下さい。
終わった花は切るとか、汚い葉は取ってあげるとか、全体を見ながら管理すると長く楽しめます。
それぞれのお家で大きい物小さい物色んな形で楽しめるので、みなさんのお家に合った形で楽しんで下さい。

店では寄せ植え教室も随時開催しています。
花と緑のある暮らしで春の訪れを感じてみては・・。