家族の一員として私たちの生活に笑顔をもたらしてくれるペットの存在。
きょうは、ペットと人との良好な関係について考えます。

2020年、コロナ禍でおうち時間が増える中、生活に癒しを求めてペットを飼い始める人が増えました。
新型コロナの流行後に飼い始めた人からは「毎日の生活が楽しくなった」などの声が挙げられています。
しかしその一方で、トラブルも起こっていると言います。

犬は買ったけれども飼い方がわからず、それが先々の困った行動に繋がります。
その行動としては、吠える、噛みつく、興奮しすぎて落ち着かないなどが多い様です。

こちらは宮崎市の動物病院にある「犬の保育園」です。
犬同士で触れ合うことで、わんちゃんも社会性を身に着けてゆくのだそうです。
宮崎市でドッグトレーナーとして、犬のしつけ教室を開いている綾部ゆみ子さんに、犬を飼う上で大切なことを伺いました。

まず愛してあげてください。

わんちゃんを買った時に皆さん可愛いと思って買われるんですが、一緒に生活していくと自分の思い通りにならなくなる、でもそれは犬からすると、犬も自分の思い通りの飼い方をされていないということがあるんです。

人と犬が良好な関係を築くためには3つの基本があるそうです。

まずは健康管理をしっかりしましょう。
朝起きたら目を見て体の状態を見て、悪いところはないか、食欲はあるか、お水をちゃんと飲むかなど、確認してください。
排泄の状態、運動量、睡眠時間なども大切なポイントです。

後は衛生管理ですね。
おうちで体を拭くとか手足を拭くとかブラッシングするとか、もっといえばシャンプーするとかっていうことを飼い主さんがご自分でできるようになられるといいなと思います。

3つめは基本的なマナー、しつけです。
おいでっていうと必ず来るっていうそこはもう絶対大事ですね。
吠えないとか唸らないとか噛みつかないというのはすごく大事で、ご近所とのトラブルのもとになるので注意してください。

しつけのポイントは幼いうちに信頼関係を結び愛情を持って教えること。
できたら褒めることを繰り返し根気よく教えましょう。

人間の子供に教育が必要なように、やっぱり家族の一員であればわんちゃんにも教育の場を、トラブルを起こさないようにするためには、しっかりお互いに節度をもって飼うということは大事だと思います。

人もペットも幸せな時間を長く過ごすために基本的な知識と心構えを持ちましょう。

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綾部動物病院（神宮本院）
宮崎市神宮町461-3
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