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キニナル!
2022年09月28日
1日2gの減塩「へらしお生活」のススメ(2022年09月27日放送)
生活習慣病の増加が課題となる中、注目されているのが「減塩」です。
手軽に美味しく取り組める減塩術をご紹介します。
「続々と登場している減塩商品。いま再び減塩の取り組みが注目されていますが、
そもそも、私たちは1日にどのぐらい塩分を摂取しているのでしょうか?」
(有馬レポーター)
宮崎県健康づくり協会を訪ねました。
「県民の1日の平均食塩摂取量は、男性10.6g、女性9.2gで、
国の目標である男性7.5g未満、女性6.5g未満を大きく上回っています。」
(県健康づくり協会 管理栄養士 長嶺由香里さん)
塩分の高い食事を続けると、血管や粘膜が傷み、心筋梗塞や脳卒中、
胃がんなどのリスクが高まります。
そこで、宮崎県では、男性9g、女性7.5gという独自の目標値を定め、
塩分を1日に2g減らす「へらしお生活」を推進しています。
1日2g減らすにはどうすればいいのか?
ポイントは調味料です。
醤油をポン酢や麺つゆに変えるだけで1g近く減塩できます。
どの調味料にどのぐらい塩分が含まれているのか知っておくと便利です。
調味料は「かける」ではなく、「つける」を意識!
醤油であれば取り皿に控え目につけて、約1gの減塩につながります。
スプレー容器に移して吹き替かけて味付けてするのもいいですね。
また、味噌汁は具沢山にするとその分汁が減って約1gの減塩になります。
しかし、美味しくなければ続かない!へらしおを続けるコツは!?
うま味や酸味などを活用します。汁物には、キノコや貝類など
うま味成分を含む食材を選んだり、料理にレモン果汁などで
酸味を効かせると、低塩分でも美味しく食べられます。
さらに、あるものを足すと「へらしお」の効果が上がるといいます。
それが野菜・果物・海藻・乳製品です。
これらに含まれるカリウムやカルシウムには、とりすぎた塩分を体の外に出す力があります。
例えば、通常の生姜焼きには1.4g程の塩分が含まれていますが、
味付けにおろしりんごを加え甘さを効かせると、少ない調味料でもおいしく仕上がります。
「塩分は少しずつ減らしていくことが長く続けられるポイントです。
できることからぜひ、始めてみてください。」(長嶺さん)
5年後10年後も健康で過ごせるように・・・
「へらしお生活」を心がけたいですね。
■お問い合わせ
宮崎県健康づくり協会
宮崎市霧島1丁目1番地2(総合保健センター内)
HP:https://www.miyakenkou.or.jp/