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Reらいふ
2018年08月22日
夏を健康に!知らないうちに!?「水虫」(2018年8月21日放送)
夏を健康に!今の時期、心配な水虫を取り上げます。
日本人の5人に1人がかかっているといわれる水虫。
汗をかくこの時期は、菌も繁殖しやすく、水虫になる人も多くなる傾向があるといいます。
宮崎市の皮膚科を訪ね、西田医師に話を聞きました。
水虫はかゆいイメージがあるかと思いますが、かゆみを訴えない人もいます。
放っておくと家庭内感染の原因になるため注意が必要です。
水虫は白癬菌が、皮膚の角質層に繁殖して起こる病気です。
高温多湿の環境を好むため、靴で蒸れた足に繁殖しやすくなります。
水虫の人から剥がれ落ちた小さな皮膚のかけらが付着することで感染します。
付いただけでは感染しませんが、24時間以上付着したままだと菌が皮膚の中に入り込み繁殖してしまいます。
また、家族に水虫の人がいると、毎日、水虫菌がいる皮膚のかけらが家中にばらまかれているため、早めに処置することが大切です。
そこで、水虫かどうかを知るサインです。
皮膚がめくれる。かさつく。
小さな水ぶくれができる。
足の裏や指の間、かかと、側面などしっかり観察します。
これらの症状がある場合は水虫の疑いがあるということです。
これらは1つの目安です。
自己判断で薬を使うのではなく、きちんと医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
普段通り、清潔を心がけるだけで殺菌も消毒もいりません。
例えば、掃除機を毎日かけることです。
水虫菌は皮膚のかけらの中にいるため、掃除機で吸い取ることができます。
次に、スリッパです。
水虫菌がいる皮膚のかけらは、靴下の網目を通り抜けるので感染予防にはなりません。
しかし、スリッパを履けば、かけらを直接踏むことも、ばらまくことも防げるので効果的です。
また、水虫の菌は感染するのに24時間以上かかるといわれているため、1日1回足を洗うのも有効です。
硬いものでこすると皮膚を傷つけかえって感染しやすくなるため、石鹸の泡などで優しく洗います。
複数の人が使用するバスマットも、普段通り洗濯して下さい。
洗濯で水虫菌は落ちるので、神経質になる必要はありません。
大切なのは、自分の普段の足の状態を知っておくことです。
少しでも違和感を感じたら医療機関を受診して下さい。
早めに対処することが、自分と家族のためになります。
自分と家族のために!
夏を健康に過ごしたいですね。