番組表
Reらいふ
2018年09月11日
お彼岸シリーズ 知っておきたい「お彼岸の知識」(2018年9月10日放送)
今週のReらいふは、お彼岸をテーマにお送りします。
皆さんはお彼岸について、どれくらいご存じですか?
お彼岸は、地域によって差はありますが、一般的に、一年に2回。
春分の日と、秋分の日の前後1週間で行われ、お墓参りなどで、先祖を供養する期間とされています。
仏教では、ご先祖様のいる世界を「彼岸」と申します。
西方浄土という言葉があるように、西の方角にご先祖様がいる、とされています。
そのため、太陽が真西に沈む、春分の日と秋分の日が、一年で最もあの世に近くなるとされ、この日の前後を「お彼岸」として、先祖の供養を行う期間になったとされています。
Q:お盆との違いは?
A:お盆は、ご先祖様をお迎えし、供養し、送り出すもの。
お彼岸は、ご先祖様に自分から近づき、供養するものです。
お彼岸に行う(する)事といえば、お墓参り。
お墓や仏壇を綺麗に掃除して、お供えをします。
三大供養と言われるのは、お花、ロウソクの灯り、線香の煙で、「真っ暗な世界に灯りをともし、綺麗な花と煙で癒す」という意味が込められています。
ちなみに、お供えものの定番といえば、厄除けの効果があるとされる小豆を使ったこちらのお菓子。
春は、「ぼたもち」、秋は「おはぎ」ですが、実は、どちらも同じもの。
季節の花に合わせて、こう呼ばれています。
(以前は春はこしあん、秋は粒あんだった)
さて、お墓参りで、よく見かけるものの、実は、やってはいけない事があります。
缶は錆びたりするので、跡がつきます。
生ものも、お供えしてもいいのですが、ぜひ持ち帰って下さい。
たとえ故人が好きなものでも、お墓の汚れにつながるものは、供えた後に持ち帰るようにし、お酒をお墓にかけるのも、やめた方がよさそうです。
また、お供えの花は、邪気を払うと言われる、和菊が中心で、トゲがあるバラの花などは、お供えには適さないとされるので注意しましょう。
お恥ずかしい話、知らない事っていろいろあるものですね。
お彼岸は、年に2回、春分の日、秋分の日を境に1週間ありますので、この機会にお勉強して下さい。
日本ならではの風習である、お彼岸は、今月20日から。
先祖を供養し、また自分を見つめ直す、大切な時間として、過ごしてみて下さい。
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