番組表
Reらいふ
2018年10月10日
芸術の秋 ちぎり絵の魅力(2018年10月9日放送)
油絵のような作品、和紙で作られたちぎり絵。
芸術の秋、手軽にできるアート「ちぎり絵」を紹介します。
和紙をちぎって台紙に貼り重ね絵として表現するちぎり絵は、その質感や色使いなどから独特の雰囲気を演出します。
ちぎり絵の展示会が開かれていたギャラリーを訪ねました。
展示会を開いた、作家の山元順子さん。
ちぎり絵に出会ったのは20年前。
手軽さと素朴な美しさに魅了されました。
和紙をちぎるのが楽しくて、夢中で作品を作っていくと、時が経つのも忘れてすごく充実した時間を持てるようになったと思います。
今では、宮崎市でちぎり絵教室を主宰しており、20人余りの生徒が通っています。
【生徒さんの声】
- 何枚も花びらをいっぱいちぎるので、無心になれる所がいいところです。
- 和紙は水に強いので、何度失敗しても何度もやり直せる所がよいですね。
私も体験。椿の花に挑戦です。
必要な材料は、和紙、台紙、アクリル板など透明の板、のりなどです。
まずは花びらの型紙を作り和紙に写していきます。
線に沿って手でちぎります。
必要なパーツに加え小さな円も和紙で作り、アクリル板に貼ります。
円を土台にして花びらのパーツを置き、のりで貼っていきます。
この時もう1枚のアクリル板で上から半分押さえながら貼るときれいに仕上がります。
のりをたっぷりつけると、光沢が出るので和紙が喜んでいるようです。
和紙は丈夫なので間違っても水をつけたらはがせて貼り直せます。
次に、筆に水をとり、全体を軽く塗ります。
乾くと和紙がピンと張り、きれいに仕上がります。
乾いたら、アクリル板からはがし、のりで台紙に貼り付けます!
ちぎって貼るだけなのに、素敵な作品ができました。
最初は色紙や葉書などから始めるとよい。
だんだんとやっていくうちに素敵な大きな作品に挑戦できるようになります。
気に入った和紙をちぎって貼り合わせていくと、思いがけない素敵な花になっていきます。
自分で作った四季の花をお部屋に飾って眺めるのも自分の心を癒してくれます。
味わい深い作品が手軽に仕上がるちぎり絵。
思いのまま楽しんでみてはいかかでしょうか。