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Reらいふ
2018年10月24日
家庭の健康 子供の肥満(2018年10月23日放送)
子供たちをとりまく環境と共に生活習慣が変化し、子供の肥満が深刻化しています。
今週のテーマは家族の健康。
今日は、子供の肥満について考えます。
県内で肥満傾向が見られる子供を年齢別に見ると、最も高いのは、男子が15歳で約15パーセント、女子が17歳で約14パーセントとなっています。
子供の肥満は成人肥満に移行しやすく、中でも思春期の肥満は70パーセント~80パーセントが成人肥満に移行すると言われています。
宮崎市中央保健センターを訪ねました。
子供の肥満の主な原因は、食事や間食のとり方の問題と運動不足にあります。
エネルギー量自体が高くなくても、パンや麺類だけという炭水化物中心の食事、糖分を多く含む菓子類や飲み物などは、急激な血糖値上昇を引き起こしやすく、体脂肪の貯蔵を促してしまいます。
特に夜摂取したエネルギーは、活動エネルギーとして消費されず、体脂肪として蓄積されやすいので注意が必要です。
しかし、塾や習い事などに忙しい子供たちは、夕食の時間が遅くなることがしばしばあるようです。
本来は朝昼夕3回のバランスの良い食事が基本ですが、夕食が遅くなる時には、夕食を2分割してはいかがでしょうか?
では分割食のためのメニューを管理栄養士の日高さんに提案していただきましょう。
夕方帰宅してから出かけるまでの間には、脳や体のエネルギー源になる炭水化物を含む主食に組み合わせて、たんぱく質や
ビタミンを含む食品を組み合わせるのが良いでしょう。
お手軽炊き込みご飯などはいかがでしょうか。
米、雑穀ミックス、ツナ、ミックスベジタブルを一緒に炊くだけです。
ツナの旨みで調味料はいりません。
ミネラルや食物繊維が豊富な雑穀を使うことで栄養価もアップします。
そして帰宅後は炭水化物を控えめにしましょう。
消化の良いもの、温かいものがおすすめです。
こちらは加熱5分の簡単トマトスープ。
トマトジュース、ソーセージ、野菜を入れ 5分煮て塩こしょうするだけです。
ヨーグルトをトッピングすればたんぱく質やカルシウムも補えます。
きなこ入りのホットミルクは空腹感を和らげるとともに気持ちを落ち着かせるので安眠につながります。
子供たちの肥満を防ぐには、望ましい生活習慣を身につけることが大切です。
食べる時間や内容を工夫し、また食後は少しでも活動するよう心がけましょう。
変化する生活スタイルに合わせ家族で生活習慣を見直してみませんか?