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Reらいふ
2018年10月30日
身近な防災 南海トラフ地震について(2018年10月29日放送)
今週のReらいふ、テーマは身近な防災について。
きょうは、いつ発生するかわからない地震について改めて考えます。
先月6日に発生した最大震度7の北海道胆振東部地震。
土砂崩れや家屋の倒壊、さらには長期にわたる停電などの事態をまねき、死者41人、重軽傷者700人以上という大きな被害を招きました。
地震への備えに関しては、宮崎でも常に取り組むべき課題です。
宮崎県でいうと南海トラフ地震自体が大きく関わってくる。
いつ起こっても、どこで起こってもおかしくないと考えています。
静岡県の駿河湾から日向灘まで伸びる、南海トラフと呼ばれる海溝。
これまでに多くの地震が発生していて、今後マグニチュード9という最大クラスの地震が発生する可能性もあると科学的に考えられています。
この場合、地震による揺れはもちろん津波の恐れもあり、想定される被害は最大で死者およそ3万5千人、建物被害はおよそ8万9千棟、さらに避難者は40万人にのぼるとされています。
南海トラフ地震で最大想定でいうとすごくライフラインも被害を受けます。
日常的な生活がなかなか送ることが困難になる可能性が高くなります。
県では今、建物の耐震診断や耐震補強の実施、さらに避難場所の確保や避難訓練の推進など、さまざまな減災対策を行っています。
ハザードマップは各市町村が作成し、配布しているところが多いと思いますが、ご家庭でハザードマップを確認することも重要と考えられます。
ここで津波から避難する時のポイントです。
- まずは地震の揺れで自ら判断しないこと。
揺れがそれほど大きくなくても津波が起こることはあります。
避難を最優先にしましょう。 - そして「遠く」よりも「高く」に避難すること。
津波の深海での早さはジェット機並み。
沿岸部でもかなりの速さです。
高いビルや避難タワーに逃げ込みましょう。 - さらに、津波の俗説を信じないこと。
この地域はもともと津波が来ない地域だとか、そういう噂話がありますが、鵜呑みにするのではなく、確実性の高い気象庁の情報、県の情報をもとに行動をしてください。
いつおきてもおかしくない地震。
行政、地域、住民それぞれの立場で日ごろから防災対策に取り組むことが重要です。
■お問合せ
県危機管理課
TEL:0985-26-7066
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