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Reらいふ
2018年11月06日
いい歯の日 定期検診を受けよう(2018年11月5日放送)
今月8日は、いい歯の日。
そこで今週は歯の健康について考えます。
今日は定期歯科検診の話題です。
全国で定期的に歯科検診を受診する人の割合は、約3割。
宮崎県は、およそ2割にとどまっています。
そこで、定期歯科検診の重要性について、宮崎市の佐野歯科で聞きました。
お口の病気、たとえば歯周病は全身のさまざまな病気と関連性があるといわれているので、健康を維持する上でも定期的な歯科検診が必要といわれています
特に高齢者の方は、ご飯を食べる、会話をする、そういった口腔機能を正常に維持して、介護が必要になるリスクを少しでも下げるためにも歯科の受診が必要と考えられています。
最近、注目されているのが、口腔機能低下症です。
加齢や病気、障がいなど様々な要因により、噛む、飲み込むなど口の中の機能が低下する疾患です。
今年から65歳以上を対象に、「口腔機能低下症」の検査と診断が保険適用となりました。
口腔機能検査は口の中の乾燥やのみこみ、舌の力など7項目あります。
医院によって診査内容は異なりますが、3つ以上あてはまると、低下症と診断されます。
このうち、舌圧・舌の力をチェックしてみます。
くびれたところをかんで、丸い部分を(舌で)押し上げてください。
頑張って、30キロパスカルを目指してみてください。
結局、基準には届かず。気づかないところで、筋力の衰えを実感しました。
おうちでやろうと思ったら、スプーンを使って舌で押し合いっこをしてみてください。
続けることで筋力が付いていくので、試してみてください。
ほかにも、舌・口唇の運動機能をみる検査では、1秒間に6回以上、「ぱ」「た」「か」をいえるかどうかチェックします。
早口言葉と舌の体操は、家庭でのトレーニングになります。
チャレンジしてみてください。
また、お茶や汁物でむせる、硬いものが食べにくくなった、口の渇きが気になるなどの症状があれば、かかりつけの歯科医院に相談してみましょう。
ご自身の健康を守るためにも、ぜひ、歯科検診を受けられて下さい。
市町村や事業所など歯科の定期検診を実施しているところもありますので、いい歯を目指して定期検診を受診しましょう。