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Reらいふ
2018年11月07日
11月8日は いい歯の日 在宅歯科(2018年11月6日放送)
あさって11月8日は「いい歯の日」。
今週はいい歯を保つための情報をお届けしています。
今日は、「在宅歯科」についてです。
宮崎市にある青山歯科医院では、加齢や疾患などが理由で通院が難しい患者さんの自宅や介護施設を訪問し、治療や検査など総合的な口腔ケアを行っています。
噛む力、飲み込む力が低下すると、栄養不足を起こし、全身に影響を及ぼします。
外来のみならず訪問診療では特に、通常の歯科治療のほかに、オーラルフレイルの早期発見とその対処が重要と考えています。
オーラルフレイルとは加齢に伴う口腔機能の低下のことです。
- 硬いものが食べにくくなった。
- 時々むせるようになった。
- 口の中が渇くようになった。
などの兆候がそのサインでオーラルフレイルの早期発見・早期治療が健康寿命の鍵を握ると考え青山先生は午後はほぼ毎日訪問診療に出かけています。
この日は清武町にある福祉施設を訪問しました。
96歳の「金子ユキ子さん」は数日前、急に歯が痛み出して在宅歯科を利用しました。
今日は治療した箇所を消毒した後、口腔内のクリーニングを行います。
口腔内を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎の予防にもなります。
高齢の患者さんの場合、疲れさせないよう診察は20分程で終わらせます。
金子さんは現在も31本の歯を保っています。
人と会話し、日頃から口や喉の筋肉を使うこともオーラルフレイルの予防につながっています。
Q:好きな食べ物は何ですか
金子さん:私はね、何でも好きですけど、肉類がね・・・
Q:またお肉食べられますね
金子さん:はい、ははは(笑)。
口の衰えから全身の衰えになっていかないように、早期にその兆候をつかんで治療や対処をしてほしいです。
通院が困難な患者さんは、在宅歯科診療を受けていただきたいと思います。
在宅歯科に関するお問い合わせは、かかりつけの歯科医院か県歯科医師会まで。
ていねいなケアでいつまでもいい歯を保ちましょう。