番組表
Reらいふ
2018年11月09日
いい歯の日 虫歯に歯周病・・・歯科疾患予防(2018年11月8日放送)
きょうは11月8日、いい歯の日です。
こちらの会場では、「歯と口の健康づくり」にちなんだイベントが開催されています。
これは、より多くの人に歯科健診を受けてもらうためのキャンペーンとして毎年行われています。
「8020運動」は、最近よく聞く言葉ですが、80歳で自分の歯が20本以上ある人の割合は、全国では約5割、宮崎では約3割です。
自分の歯が20本以上ある人は、そうでない人に比べ、何でも噛んで食べることのできる人の割合が高く、逆に総医療費は低いという結果が出ています。
また、歯周病は全身の健康とも大きく関係しており、動脈硬化や心疾患、誤嚥性肺炎、糖尿病などとも深く関係しています。
最近では、歯の本数と認知症が関連しているという報告もあります。
歯と口の健康を守ることは、とても大切なことなんです。
では、具体的にどうすればいいのか。
まずは、きちんと定期的に歯科健診を受けることです。
しかし、定期的に歯科健診に行っている宮崎県民は、約2割。全国と比べて半分以下です。
歯を失う原因は、むし歯と歯周病。定期的な歯科健診は、その早期発見につながります。
10年間の歯を失う数は、健診を受けていない人に比べて、受けている人は、半分以下という結果も出ています。
また、歯周病予防のためには、毎日の丁寧な歯磨きが効果的ですが、口の中の状態によって、その人に適した磨き方は異なります。
歯科医院で指導を受けることをおすすめします。
さらに、むし歯予防には、子どもの頃からの食事や歯磨きの習慣が大きく関わってきます。
親子で歯の健康に関心を持つことが大切ですね。
また、職場や学校で行なうフッ化物洗口なども効果的です。
定期健診受けてますか?
80歳がまだ遠いという人には、8020運動の前の目標として、60歳で24本以上自分の歯を保つという目標もあります。
自分の誕生日や記念日など覚えやすい日を決めて、少なくとも年に一度は歯科健診を受けて頂きたいと思います。
きょうは「いい歯の日」、自分自身の歯の健康について、改めて考えたいですね。