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Reらいふ
2018年11月22日
「冬支度」かさかさかゆくて辛い乾燥肌対策(2018年11月21日放送)
今週のテーマは、冬支度。
今日は、今からすぐ始めたい、乾燥肌対策についてお伝えします。
乾燥肌は放っておくと、皮膚の炎症につながることも!
そこで、皮膚科の中野俊二医師に話を聞きました。
一番上に表皮があって、ハリを出す真皮があって、皮下脂肪というのが皮膚の構造です。
本当は、しっかりした角質層という膜が、一番表面に乗っていないといけないのですが、(乾燥肌は)それが乱れて、水分が蒸発しやすくなっています。
尚且つ、水分もしみこまないようになっているという、非常に調子が悪い状態です。
かゆみは、かさかさ肌に慢性刺激が加わって、湿疹化していきます。
静電気が出る服は、身に直接着けるとよくありません。
基本的には、オイルばかりつけていると、角質層がめくれやすくなるので、どちらかというと、水分を含んだような保湿剤、乳液、クリームとかが薦められています。
効果的な保湿の為には、症状に合わせた使い分けが、ポイントです。
まずは、ハンドクリーム。
保湿効果が高い、ヒアルロン酸、セラミドや、尿素配合のものなど、さまざまなタイプがあります。
気を付けたいのは、尿素の使い方です。
尿素は、固くなった かかとなどの角質を柔らかくする効果がある分、柔らかいところや傷口に付けると、肌荒れを悪化させる恐れがあります。
尿素は、角質が固くなった部分だけに使うようにしましょう。
また、時には、クリームを塗った後にキッチン用のラップや、手袋などでカバーするスペシャルケアもお勧めです。
次に、入浴時のケア。
入浴中の肌は、角質層がゆるんで、皮膚の保湿成分が流出しやすくなってる分、浸透もしやすい状態なので、保湿効果のある入浴剤を活用しましょう。
ただ、熱いお湯は逆効果。
ぬるめのお湯で、10分程度にします。
そして、お風呂上りの肌は、急速に乾燥するため、すぐにローションやクリームで保湿するのがポイント。
特に、乾燥によるかゆみを防ぐには、肌のバリア機能を保つ成分、セラミドなどを配合したものが効果的です。
そして体の内側からも対策を!
取るべきものは、良質なたんぱく質と、ビタミンAなど。大豆製品や、卵、緑黄色野菜などを積極的にとりましょう。
また、カフェインの摂り過ぎは、代謝を下げ、保湿力の低下につながるため要注意。
ノンカフェインのハーブティーなどでリラックスして下さい。
このように、乾燥肌を防ぐには、毎日の積み重ねが欠かせません。
今日から生活習慣を冬モードに切り替えて、しっかりケアしましょう。