番組表
Reらいふ
2018年11月23日
食べ物で冬支度 糸引きレンコン(2018年11月22日放送)
新富町にやってきました。
水沼神社にある湖水ヶ池です。
きょうは、食べ物から「冬支度」。
この池から採れるレンコンが主役です。
11月から3月にかけて収穫期を迎える湖水ヶ池のレンコンは、新富町の冬の風物詩。
全国的にも珍しい品種で、節が長くすらっとした形状のため「美人レンコン」と呼ばれたり、粘りが強いことから「糸引きレンコン」とも言われています。
このレンコンを使った「レンコン尽くし」を楽しめるのが、「小料理 あかね」。
4年前に女将の小牟田あつ子さんが考案したレンコンのフルコースを、提供しています。
まずは、糸引きレンコンがどのくらい糸を引くか!
【小牟田あつ子さん】
湖水ヶ池でしか採れない貴重なものなので、新富町の特産品としてたくさんの人に味わってもらえたらと思い、レンコンのフルコースを考えました。
まずは前菜・・・
白和え、きんぴら、辛子みそ和え、梅酢和え。
そして、地鶏の出汁がきいた煮物と揚げ物の盛り合わせ。
それに、はすの実ご飯とすったレンコンの味噌汁も!
デザートはレンコン団子とハス茶!
以上がランチコースで、夜はお刺身が付いたコースになります。
レンコンは、レモンに匹敵するぐらいビタミンCが含まれていて免疫力を高めてくれるので、特に冬は風邪予防にたくさん食べて頂きたいですね。
揚げ物は、生レンコンと煮物レンコンの天ぷら、それにレンコンのきんぴらとチーズの春巻きです。
また、すったレンコンの味噌汁は「ゴリゴリ汁」と言われ、体の芯から温まります。
そしてデザートは、揚げたレンコン団子をきな粉と黒蜜で。
薬膳では、レンコンを加熱すると「気を補う」食材とされ、疲れを癒し体力を回復させてくれます。
また、昔から民間療法としてすりおろし汁は、咳止めや風邪薬として使われてきました。
整腸作用もあって消化も助けてくれますし、ポリフェノールも含んでいるので老化防止にもおすすめです。
寒い時期に体を温め、様々な栄養素が心身を整えてくれるレンコン。
湖水ヶ池の糸引きレンコンは、体の冬支度にピッタリですね。