番組表
Reらいふ
2018年11月29日
自然の恵み 「流通しない野菜を届けたい」(2018年11月28日放送)
テーマ、自然の恵み。
ここ綾町で、自然の恵みを余すところなく、活用しようという取り組みが広がっています。
30歳の時に、岩手県から綾町に移住してきた梶山剛さんです。
綾の魅力発信のために、「株式会社aya100」を立ち上げまもなく1年を迎えます。
綾町にある、綾手作りほんものセンターで店長をしていました。
そんな梶山さんが取り組んでいるのは「未利用野菜」の販売です。
こちらは市場に出回る通常のA級品、利用されるものです。
こちらはサイズが小さかったりする、なかなか市場・流通に乗ってスーパーとかで販売されにくい未利用の野菜。
「自然の恵みを大切にしたい」。
梶山さんは、大きさや形といった様々な理由で販売できない野菜が出た場合、生産者から連絡を受けるなどしてその野菜を販売する活動をしています。
食べられないことは全然ないので、しっかりみなさんの口に入って消費されっることが次の農業の循環を生んでいくんじゃないかと思っています。
梶山さんは、頻繁に畑に足を運び、生産者と交流します。
サイズが大きいのとか小さいのとか、何でもいいので、他に出せるところがなくても、うちのほうで引き取りますので・・・
【生産者の声】
有機農業やってると、ある確立で規格外野菜というのは確実に出るんです。
それを彼が扱ってくれるというのは、生産者にとって大きいことです。
もちろん未利用野菜以外の野菜の販売も。
季節などによって内容は異なりますが、お客さんからの要望を聞いた野菜の詰め合わせの販売も行っています。
最近ではこんな注文も増えています。
結婚(祝い)のお返しとか、出産とかのお祝いのお返しが多くなってきました。
もらう商品が野菜だと、皆さん喜ばれるってことで、最近はよく注文いただいてます。
また、「aya100」では綾町産の玄米を使ったグルテンフリーのカレー粉や、ノンカフェインのコーヒーの粉など商品開発にも力を入れています。
商工業とか、住んでいる人とか、綾町にとってプラスになるように、自分から動いてビジネスとして解決できることがあれば、と思って今後はもっと動いていきたいと思ってます。
綾で育まれた自然の恵みは、これからもたくさんの人に届いていきそうです。