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Reらいふ
2015年08月04日
暮らしに役立つロープワーク(8月3日放送)
今日はアウトドアから災害時まで、結び方ひとつでバリエーションが広がる、「ロープワーク」をご紹介します。
ゴミ袋をしばる、エプロンのひも結ぶをなど生活の中には紐を結ぶ場面が数多くあります。きょうは、ひものさまざまな結び方ロープワークを紹介します。
訪ねたのは、県立宮崎海洋高校。
漁業や海洋科学などについて学べる県内唯一の水産系高校です。
校長先生)
「ロープワークは主に船舶に使う重要な分野です。授業の中でしっかり学びます。指導に熱心な先生がいるので紹介します。上杉先生!」
今回教えてくださる、上杉伸一郎先生です。
船舶の航行実習のほか、ロープワークの技術なども指導しています。
上杉先生)
「すばやく結べる!使用中はほどけないが、ほどくときは簡単にほどけるのが特徴。生活にも役立ち便利です」
次は暮らしに役立つ結び方をいくつか教えていただきます。
まずは靴ひも。
蝶結び以外にも結び方が?
上杉先生)
「蝶結びに一つ加えるだけでほどけにくくなります。」
蝶結びをゆるめに作り、通した紐をもう一度輪にくぐらせるだけ。
しっかりと締まります。
ほどくときは少し力を入れれば簡単です。
次は弁当などを包む際に役立つ結び方です。
しばる際はおなじみの「本結び」で結びます。
結び目が固くて解きにくい!
そんな時は・・・
片方の布を逆にひっぱります。
結び目を持ち、引くと簡単にほどけます。
上杉先生に力いっぱい結んでもらった、包みをほどいてみました。
簡単にとれる!
そして、新聞をまとめるには「かます結び」。
引き締めながらすばやく縛れます。
しっかり締まってずれません。
そのほかにもこんな場面で・・
「よろい結び」で小さな輪っかを作ります。
輪を利用してロープをピンと張り洗濯ひもができました。
キャンプなどのアウトドアにも役立ちそうですね。
さらに、ロープワークは小物作りやラッピングにも応用できるんです。
順に左に回すだけ。かわいらしいストラップができました。
船の浸水を防ぐために使われていた結び方を応用しています。
アウトドアや災害時にも役立つロープワーク。暮らしの一助になりそうです。
ご紹介したストラップ、作業はシンプルなのでお子さんでも慣れれば、5分ほどで作れるそうです。