きょうのリライフは、高鍋町にオープンしたバイキングレストランにきています。

今年7月にオープンした農家バイキング『わ』。
店を開いているのは、元保健師の馬場文子さんです。

馬場さん）
主人が退職後に思うような農業をしたいと広大な土地を購入したが、思いを果たさないまま、7年前に他界しました。
自分が安心して食べられる野菜を作ろうと思って始めたら主人が四季折々の食材を残してくれていました。

できたらたくさんの人にその美味しいものを食べてほしいという思いがあってスタッフは、馬場さんの元同僚や主婦仲間に呼びかけ、元気なシニア世代が集まりました。

スタッフの方のコメント）
楽しいですよ。毎日けんかしたり笑ったり、いろんなもの、愛情こめて作っています。
夢にも思っていなかったけれどできるだけ薄味でお出汁もとって店は午前11時30分から
午後3時までのランチ営業で、提供される料理は、児湯産の野菜を中心としたメニューが約20種類。
保健師と主婦の経験を生かし、「薄味の和食」にこだわっています。

こちらは店に野菜を提供している、川南町の橋口さん夫婦です。

橋口さん夫婦）
これまでは自家用のために作っていて、また土産用に渡しているばかりでした。
商品化になると、いいもの出したいという楽しみになりました

オープン後、馬場さんは、橋口さんたちのような小さな農家が、野菜を気軽に提供できる場になればと考えるようになりました。

馬場さん）
農家が食べきれない野菜を作っている人も多い。
ここで一緒に、ここで販売もできて、そういう連携もっていけるようになれたらと思う夢広がるバイキングレストラン。
元気なシニア世代の女性たちが、「食」と「農」と「雇用」と、たくさんの元気を与えてくれそうです。

■問い合わせ
高鍋町
農家バイキング「わ」
TEL：0983-32-6306